NETSTAGE/Ft説明書 |
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第4章 通信環境定義 | > 4.5 VCP/Hの定義 |
グループ定義は、VCP/Hが参照する環境定義である/etc/opt/FJSVvcph/vcph/fnahparmファイルに定義します。
グループ定義文の開始を宣言します。
グループ定義文を定義することで、そのグループ内の定義情報を制御するプロセスグループを生成します。
1つのプロセスグループで管理する定義情報は、グループ定義文と次のグループ定義文か、ファイルの終わりの間に定義した定義情報です。
複数のグループに分けることで、プロセスへの負荷分散やトラブルのリスク分散となります。
グループの名前を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
グループ名は、システムで一意でなければいけません。
本オペランドは必ず指定してください。
自ホストシステム定義は、VCP/Hが参照する環境定義である/etc/opt/FJSVvcph/vcph/fnahparmファイルの自ホストシステム情報を定義します。
自ホストシステム定義文の開始を宣言します。
NETSTAGE/Ftのホストシステム名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このホストシステム名は、TICFのhostsファイルに定義したTICFホストシステム名(host_name)を指定します。
TICFのgroupsファイルに定義したTICFホストシステム名は指定できません。
本オペランドに、TICFのgroupsファイルで定義したTICFホストシステム名を指定しても、chknftコマンドでエラーとはなりません。
本オペランドは必ず指定してください。
NETSTAGE/Ftのホストシステム名に対応するサービス名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このサービス名は、/etc/servicesに定義したTCPのサービス名を指定します。
NETSTAGE/Ftは、インストール時にTICFが使用する標準のポートを、以下のサービス名で登録します。
通常は、ticfnormを指定します。
本オペランドは必ず指定してください。
ここで指定するサービス名に対応したポート番号で、端末からの着呼を待ち合わせます。
chknftコマンドは、自サービス名に指定された名前が、/etc/servicesに定義されているかチェックしません。
手順を指定します。
使用する手順には、ticfを指定します。
本オペランドは必ず指定してください。
相手ホストシステム定義は、VCP/Hが参照する環境定義である/etc/opt/FJSVvcph/vcph/fnahparmファイルの相手ホストシステム情報を定義します。
相手ホストシステム定義文の開始を宣言します。
端末のホストシステム名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このホストシステム名は、TICFのhostsファイルまたはgroupsファイルに定義したTICFホストシステム名(host_name)を指定します。
本オペランドに指定した名前は、fnahparmファイル内で一意でなければいけません。
本オペランドは必ず指定してください。
端末のホストシステム名に対応するサービス名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このサービス名は、/etc/servicesに定義したTCPのサービス名を指定します。
NETSTAGE/Ftは、インストール時にTICFが使用する標準のポートを、以下のサービス名で登録します。
通常は、ticfnormを指定してください。
本オペランドは必ず指定してください。
ここで指定するサービス名に対応したポート番号で、端末に発呼します。
chknftコマンドは、相手サービス名に指定された名前が、/etc/servicesに定義されているかチェックしません。
端末との通信で使用するオプション名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このオプション名は、TICFのoptionsファイルに定義したオプション名(option_name)を指定します。
本オペランドを省略した場合、TICFのparametersで定義した値で動作します。
送信最大セグメント長を、0または16〜4096の10進で指定します。
通常は、0を指定してください。
本オペランドを省略した場合、256となります。
NETSTAGE/Ft起動時に、当相手ホストシステム資源を自動的に活性状態にするか否かを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
本オペランドを省略した場合は、activeとなります。
当相手ホストシステム資源で通信障害を検出した場合、自動復旧処理を行う間隔を、1秒単位に指定します。
指定可能な値の範囲は、0≦自動復旧リトライ間隔≦3600です。
本オペランドの値に0を指定した場合は、直ちに復旧を行います。
本オペランドを省略した場合は、10となります。
当相手ホストシステム資源で通信障害を検出した場合、自動復旧処理のリトライ回数を指定します。
指定可能な値の範囲は、0≦自動復旧リトライ回数≦65535です。
本オペランドの値に0を指定した場合は、無限リトライとなります。
本オペランドを省略した場合は、0となります。
回線の発着呼を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
本オペランドを省略した場合は、inoutとなります。
DHオペランドにTICFのgroupsファイルに定義したTICFホストシステム名(host_name)を指定した場合、“in”を指定してください。
DHオペランドにTICFのgroupsファイルに定義したTICFホストシステム名(host_name)を指定し、本オペランドを“out”または“inout”を指定しても、chknftコマンドでエラーとはなりません。
発呼要求が発生してからデータリンクレベルが接続されるまでの監視時間を、1秒単位に指定します。
指定可能な値の範囲は、0≦接続監視時間≦3600です。
本オペランドの値に0を指定した場合は、無限待ちとなります。
本オペランドを省略した場合は、60となります。
当相手ホストシステム資源を使用するPU名(PU定義文のnameオペランドに指定した値)を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
本オペランドは必ず指定してください。
相手ホストシステム資源の活性化に成功した後の動作を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
本オペランドを省略した場合は、outとなります。
callオペランドにinを指定した場合、本オペランドの値にoutを指定することはできません。
PU定義は、VCP/Hが参照する環境定義である/etc/opt/FJSVvcph/vcph/fnahparmファイルのPU情報を定義します。
PU定義文の開始を宣言します。
接続するPU名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このPU名は、fnahparmファイル内で一意でなければいけません。
本オペランドは必ず指定してください。
PU名にallを指定しないでください。
PUの接続コマンドまたは切断コマンドを送信してから応答を受信するまでの監視時間を、1秒単位に指定します。
指定可能な値の範囲は、0≦応答待ち時間≦3600です。
本オペランドの値に0を指定した場合は、無限待ちとなります。
本オペランドを省略した場合は、60となります。
端末との接続完了後、SSCP-PUセションを自動的にアクティブ状態にするか否かを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
本オペランドを省略した場合は、activeとなります。
ノードIDのブロック番号を16進3桁で指定します。
通常、“810”を指定します。
本オペランドを省略した場合は、“810”となります。
ノードIDのID番号を16進5桁で指定します。
通常、“00000 ”を指定します。
本オペランドを省略した場合は、“00000 ”となります。
当PUが発信するときに使用する相手ホストシステム名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
この相手ホストシステム名は、相手ホストシステム定義文のDHオペランドで定義する相手ホストシステム名を指定します。
本オペランドは必ず指定してください。
LU定義は、VCP/Hが参照する環境定義である/etc/opt/FJSVvcph/vcph/fnahparmファイルのLU情報を定義します。
LU定義文の開始を宣言します。
接続するLU名を、英字から始まる8文字以内の英数字で指定します。
このLU名は、fnahparmファイル内で一意でなければいけません。
ただし、LU名にallは指定しないでください。
本オペランドは必ず指定してください。
NETSTAGE/Ft(1次局)のLU番号を10進数で指定します。
指定可能な値の範囲は、1≦1次局LU番号≦255です。
通常、1を指定します。
本オペランドは必ず指定してください。
端末(2次局)のLU番号を10進数で指定します。
指定可能な値の範囲は、1≦2次局LU番号≦255です。
この番号は相手局の定義と一致していなければいけません。また、一つのPU定義文配下で一意でなければいけません。
本オペランドは必ず指定してください。
当LUがLU-LUセション確立時に使用するサービス名を指定します。
このサービス名は、VCP/Hのservicesファイルで定義するserviceオペランドのサービス名を指定します。
本オペランドは必ず指定してください。
LUの接続コマンド、切断コマンド、セション確立要求コマンド、解放要求コマンド、またはSSCP-LUデータを送信してから応答を受信するまでの監視時間を、1秒単位に指定します。
指定可能な値の範囲は、0≦応答待ち時間≦3600です。
本オペランドの値に0を指定した場合は、無限待ちとなります。
本オペランドを省略した場合は、60となります。
VCP/H起動時に、SSCP-LUセションを自動的に活性状態にするか否かを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
本オペランドを省略した場合は、activeとなります。
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