NETSTAGE/Ft説明書
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4.1.7 グローバルサーバとの定義参照関係
ここでは、VTAM-G TISPの動作環境などを定義するための各種定義文の概要について説明します。
■TISP環境リスト
TCP/IP上のEONF通信を使用するためにTISP環境リストをKCETSPxxのメンバ名(xxは任意の2つの英数字)で定義します。
VTAM起動オプションのTISPPARMオプションに、TISP環境リストのメンバ名のxxを指定します。
TISP環境リストでは、次に示す定義をします。
- NETSTAGE/OCによるTCP/IP上のFNA通信を行うためのONCSオプションを指定します。
■ネットワーク定義
ネットワーク定義は、以下に示すノードセットと定義文から構成されています。
- HSTRSCノードセットのHOST定義文で相手ホストシステム(NETSTAGE/Ft)を定義します。
- APPLノードセットのAPPL定義文で相手ホストシステム(NETSTAGE/Ft)と通信するグローバルサーバ上の応用プログラムを定義します。
- NETSTAGE/Ft経由で接続する端末が認識する応用プログラム名は、NETSTAGE/Ftで定義した相手通信資源定義(enrsc)名です。複数のグローバルサーバ上の同じ名前の応用プログラムと接続するときのように、端末が認識する応用プログラム名とグローバルサーバ上の応用プログラムの名前に異なる名前を指定する場合は、NETSTAGE/Ftの相手通信資源定義(enrsc)のgblnameオペランドにグローバルサーバ上の応用プログラムの名前を指定します。
- ENRSCノードセットのENRSC定義文で相手ホストシステムに定義されたFNA通信資源(NETSTAGE/Ftの自側通信資源(vlu))を定義します。グローバルサーバ上の応用プログラムはENRSC定義文の名前で端末を認識します。応用プログラムが認識するENRSC定義文の名前とNETSTAGE/Ftで定義する自側通信資源(vlu)名に異なる名前を指定する場合は、ENRSC定義文のGBLNAMEオペランドにNETSTAGE/Ftの自側通信資源(vlu)名を指定します。
グローバルサーバとの定義参照関係を図 4.13に示します。

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