PRIMECLUSTER Disaster Recovery Edition 説明書
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第3章 ディザスタリカバリシステムの運用> 3.2 起動/停止

3.2.5 センタ復旧

被災したメインセンタ、あるいはバックアップセンタが復旧した場合、以下の操作によって運用を行います。

■ メインセンタ復旧

被災していたメインセンタが復旧したことにより、運用をバックアップセンタからメインセンタへ切戻す手順は以下のとおりです。
なお、メインセンタのハードウェア機器は被災による破損のため、新設を想定しています。

● メインセンタ復旧(メインセンタ復旧)

No.

対象サーバ/機器

運用説明

備考

バックアップセンタ

IPCOM S2200

負荷分散対象のWeb/APサーバを、保守対象にする。

 

バックアップセンタ

DBサーバ

クラスタのOracleサービスを停止する。

 

メインセンタ

運用管理サーバ

運用管理サーバを起動する。

 

メインセンタ

ETERNUS6000 #1
ETERNUS6000 #2

ETERNUS6000 #1、ETERNUS6000 #2を起動する。

 

メインセンタ

DBサーバ #1
DBサーバ #2

DBサーバ#1、DBサーバ#2を起動する。

 

メインセンタ

DBサーバ #1

バックアップセンタからRECによる初期コピーを行うため、GDSスライスの切離しを行う。

GDS等価状態維持中にGDSを介さないRECコピーは行えない。

メインセンタ

DBサーバ #1
ETERNUS6000 #2

バックアップセンタからメインセンタへRECの初期コピーを行う。

ACMの操作時にGDSボリュームが活性状態である必要があるため、REC対象ボリュームの活性化を行っておく。(メインセンタのみ)

バックアップセンタ

ETERNUS6000

メインセンタ

DBサーバ #1
ETERNUS6000 #2

初期コピー完了後、RECのセッションをサスペンドする。

 

バックアップセンタ

ETERNUS6000

メインセンタ

DBサーバ #1
ETERNUS6000 #2

RECのコピー元をメインセンタに設定し、RECセッションをレジュームする。

 

バックアップセンタ

ETERNUS6000

メインセンタ

DBサーバ #1
ETERNUS6000 #1
ETERNUS6000 #2

GDSスライスの組込みを行う。

 

メインセンタ

DBサーバ #1

クラスタのOracleサービスを起動する。

 

● メインセンタ復旧(メインセンタ運用)

No.

対象サーバ/機器

運用説明

備考

メインセンタ

Web/APサーバ

Web/APサーバを起動する。

 

メインセンタ

運用管理サーバ

IPCOM S2200を起動する。オンラインリクエストがメインセンタへ振り分けられる。

 

■ バックアップセンタ復旧

メインセンタ運用中、被災したバックアップセンタが復旧したため、メインセンタ、バックアップセンタ間でRECを再開します。手順は、以下のとおりです。

● バックアップセンタ復旧(メインセンタ単独運用中)

No.

対象サーバ/機器

運用説明

備考

バックアップセンタ

運用管理サーバ

運用管理サーバを起動する。

 

バックアップセンタ

ETERNUS6000

ETERNUS6000を起動する。

 

メインセンタ

DBサーバ

DBサーバを起動する。

 

メインセンタ

DBサーバ #1
ETERNUS6000 #2

メインセンタのETERNUS6000 #2からデータの初期コピーを行う。

 

バックアップセンタ

ETERNUS6000

バックアップセンタ

Web/APサーバ

Web/APサーバを起動する。

 

バックアップセンタ

IPCOM S2200

IPCOM S2200を起動する。

 

バックアップセンタ

IPCOM S2200

負荷分散対象のWeb/APサーバを、保守対象にする。

 

● バックアップセンタ復旧(メインセンタ運用中)

No.

対象サーバ/機器

運用説明

備考

RECがメインセンタ、バックアップセンタ間で再開される。

 


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