PRIMECLUSTER Disaster Recovery Edition 説明書
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第3章 ディザスタリカバリシステムの運用> 3.2 起動/停止

3.2.4 センタ被災

システム運用中にメインセンタ、あるいはバックアップセンタが被災した場合、以下の操作によって運用を行います。

■ メインセンタ被災

メインセンタ起動中にメインセンタが被災した場合、オペレータの判断でセンタ切替えを行い、バックアップセンタで運用を行います。

注意:センタ切替えは、業務要件に基づいて実施する必要があります。

バックアップセンタへの切替え手順は以下のとおりです。

No.

対象サーバ/機器

運用説明

備考

バックアップセンタ

DBサーバ
ETERNUS6000

メインセンタ被災により、RECがHALT状態となるため、RECを強制キャンセルする。

 

バックアップセンタ

DBサーバ

クラスタのOracleサービスを起動する。

 

バックアップセンタ

IPCOM S2200

Web/APサーバの保守解除を行う。オンラインリクエストがバックアップセンタのIPCOM S2200へ振り分けられ、バックアップセンタで運用が継続される。

待機中のバックアップセンタでは、負荷分散対象のWeb/APサーバを保守状態としてある。

メインセンタ被災後は、センタの再建、マシン手配などを行います。

再建後は、速やかにメインセンタの復旧を行ってください。復旧手順については、"3.2.5 センタ復旧" を参照してください。

■ バックアップセンタ被災

メインセンタ運用中にバックアップセンタが被災した場合、メインセンタ単独で運用を継続します。この場合の手順は以下のとおりです。

No.

対象サーバ/機器

運用説明

備考

メインセンタ

DBサーバ
ETERNUS6000

バックアップセンタ被災により、RECがHALT状態となるため、RECを強制キャンセルする。

 

バックアップセンタ被災後は、センタの再建、マシン手配などを行います。

再建後は、速やかにバックアップセンタの復旧を行ってください。復旧手順については、"3.2.5 センタ復旧" を参照してください。


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