PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第7章 コマンドリファレンス |
レプリケーションサービスのトレース採取開始、停止や採取の状態表示を行います。
rpctltrc {-s | -e | -r} [-l 採取レベル] [-d 出力フォルダ名] [-f 出力サイズ] |
トレースの採取が開始されます。
トレースの採取が停止されます。
現在、設定されているトレース設定情報を参照できます。
レプリケーションサービスのトレース採取レベルを1〜5の範囲で指定します。初期値は"2"です。トレース採取の開始時のみ有効です。
以下に、採取レベルを示します。
エラー情報だけを採取します。エラーが発生するトラブルの資料採取に有効です。
モジュールトレースを行います。ループダウンのトラブルの資料採取に有効です。
当社技術員から指示された場合に設定してください。
初回実行時に省略した場合、初期値を指定したものと見なされます。2回目以降に指定を省略した場合、前回の指定が引き継がれます。
レプリケーションサービスのトレース出力ファイルを格納するフォルダをフルパス名で指定します。指定したフォルダに、以下の名前で複数のトレース出力ファイルが作成されます。トレース採取の開始時のみ有効です。
rptrc_01.trc 〜 rptrc_05.trc
このオプションは、コマンドの初回実行時には必ず指定してください。2回目以降の実行時には省略できます。省略した場合、前回の指定が引き継がれます。
トレース出力ファイルの合計サイズを K バイト単位で1〜524288の範囲で指定します。初期値は、"2048"です。トレース採取の開始時のみ有効です。
省略した場合、初期値を指定したものと見なされます。2回目以降は、前回の指定が引き継がれます。
このコマンドは、ローカルコンピュータの"Administrators"グループまたはドメインの"Domain Admins"グループに属するユーザだけが実行できます。
以下に、メッセージと復帰値を示します。
メッセージの内容 |
復帰値 |
コマンドの引数に誤りがあります。 |
10 |
上記以外のエラー |
100 |
このコマンドでトレース取得状態になると、レプリケーション処理性能が劣化します。通常運用時は、未取得状態にしてください。
出力フォルダ名を指定していない場合、または指定のフォルダに出力ファイルが作成できない場合、トレース取得状態であってもトレース情報は出力されません。
トレース情報が指定の出力サイズを超えると、トレースログファイルの古い情報が上書きされます。そのため、大量のトレース情報が採取される場合、トレースログファイルの必要な情報が上書きされないように出力サイズを大きくしてください。
トレース情報のレベルを大きくするとトレースが頻繁に行われるため、大幅に同期処理性能が劣化します。また、処理結果が正しくないような場合やアプリケーションエラーになるときは、レベル4で採取してください。
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