PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第6章 操作手引き> 6.1 レプリケーションマネージャ

6.1.3 レプリケーションマネージャの画面操作

レプリケーションマネージャの表示内容と操作方法を説明します。

[図6.1.2 レプリケーションマネージャの画面]

(1) メニューバー
(2) ツールバー
(3) ツリービュー
(4) リストビューウィンドウ
(5) ステータスバー

■メニューバ

構成定義の各種操作を行えます。

[図6.1.3 メニューバーの画面]

(1) [ファイル]メニュー

(2) [表示]メニュー

(3) [ツール]メニュー


同期方式に「差分方式」を設定したマスタグループ定義、およびこのマスタグループ定義に関連づけたレプリカグループ定義の両方で更新情報取得を開始状態にしてください。両方で更新情報取得が開始状態になっていないと、同期実行はエラーとなります。

(4) [設定]メニュー
ツリービューで選択したマスタグループ定義またはレプリカグループ定義に、同期実行のスケジュールを設定できます。
スケジュールの操作は、以下を行うことができます。


マスタグループ定義またはレプリカグループ定義に設定したスケジュールの開始および停止は、rpctlschコマンドでも行えます。
rpctlschコマンドの詳細は、"7.3 スケジュールの開始/停止コマンド"を参照してください。

(5) [ヘルプ]メニュー

■ツールバ

よく使われるメニューの操作が、ツールバーで実行できます。

[図6.1.7 ツールバーの画面]

(1) [開く]
ツリービューで選択した構成定義の内容を表示、更新できます。
(2) [サーバ接続]
ツリービューで選択したサーバ定義のサーバと接続できます。
(3) [サーバ切断]
ツリービューで選択したサーバ定義のサーバとの接続を切断できます。
(4) [構成情報の表示]
ツリービューで選択したマスタグループ定義、マスタ定義、レプリカグループ定義またはレプリカ定義の定義内容をリストビューウィンドウに表示できます。
(5) [関連情報の表示]
ツリービューで選択したマスタグループ定義、マスタ定義、レプリカグループ定義またはレプリカ定義と関連づけた構成定義の情報をリストビューウィンドウに表示できます。
(6) [トピックの検索]
レプリケーションヘルプが表示できます。

■ツリービュ

構成定義の一覧と状態が確認できます。ツリービューには、以下が表示されます。

マスタグループ定義、マスタ定義、レプリカグループ定義およびレプリカ定義のアイコンは、以下を示します。

[表6.1.1 構成定義のアイコン]

ツリービューのアイコン

意味

更新情報取得の開始状態

(黄色のアイコン付き)

更新情報取得の停止状態

(赤色のアイコン付き)

定義不整の状態

青色のアイコンは、マスタグループ定義またはマスタ定義を示します。
紫色のアイコンは、レプリカグループ定義またはレプリカ定義を示します。

リストビューウィンド

構成定義の設定内容やレプリケーションの運用状態などを確認できます。リストビューウィンドウには、ツリービューで選択した定義の内容と状態が表示されます。

[表6.1.2 リストビューウィンドウの表示内容]

ツリービュー

表示項目

表示内容

"レプリケーションマネージャ"

サーバ名

サーバ定義の作成時に設定したサーバ名

接続状態

DBMSへの接続状態

  • 「未接続」:DBMSと未接続状態
  • 「接続中」:DBMSと接続済み

製品名

サーバ定義の作成時に選択したDBMS種別
接続状態が「接続中」の場合、以下を表示。「未接続」の場合、表示せず。

  • 「Oracle」:Oracleを使用
  • 「SQL Server」:SQL Serverを使用
  • 「PowerRW+ for Windows」:PowerRW+を使用
  • 「Symfoware6000」:Symfoware6000を使用

ホスト名

サーバ定義の作成時に設定したホスト名
(名前解決した結果のIPアドレスまたはサーバ名)

ポート番号

サーバ定義の作成時に設定したポート番号

サーバ定義

情報

サーバ定義の作成時に選択したDBMS種別
接続状態が「接続中」の場合、製品名を表示。「未接続」の場合、"レプリケーションマネージャ"を選択時の表示と同じ

製品名

フォルダ名

以下を表示(表示は固定)

  • 「スケジュール」
  • 「データファイル」
  • 「マスタグループ」
  • 「レプリカグループ」

"スケジュール"

グループ名

マスタグループ定義またはレプリカグループ定義の名前

種別

  • 「マスタグループ」
  • 「レプリカグループ」

状態

スケジュールの状態を表示

  • 「未設定」:スケジュール定義未作成
  • 「停止」:スケジュールが開始されていない
  • 「実行待ち」:スケジュールを開始、同期の実行待ち
  • 「実行待ち(再試行)」:同期の実行に失敗し、再試行待ち
  • 「実行中(手動)」:レプリケーションマネージャまたはrpsyncコマンドによる同期を実行中
  • 「実行中(スケジュール)」:スケジュール機能による同期を実行中
  • 「実行中(再試行)」同期の実行に失敗し、同期を再試行中

予定日時

スケジュール定義の設定内容

実行日時(動作時間)

前回の同期を開始した日時。括弧内は同期の開始から終了までの所要時間

結果

前回の同期の実行結果

データ保証日時

最後に同期の実行が正常終了した日時

"データファイル"

スキーマ名

Oracle,PowerRW+およびSymfoware6000の場合、スキーマ名
SQL Serverの場合、データベース名

所有者

スキーマまたはデータベースの所有者名
Symfoware6000の場合、"UNKNOWN"

"マスタグループ"、
"レプリカグループ"

マスタグループ名/
レプリカグループ名

マスタグループ定義またはレプリカグループ定義の作成時に設定した名前

状態

マスタグループ定義またはレプリカグループ定義の状態

  • 「正常」:作成完了、更新情報の取得を開始済み
  • 「警告」:更新情報の取得が停止中
  • 「異常」:マスタグループ定義またはレプリカグループ定義の内容と対象のデータファイルの構成が一致しない(定義不整合)

所有者

マスタグループ定義またはレプリカグループ定義を作成したユーザ

現在使用量

更新情報ファイルの使用量
PowerRW+またはSymfoware6000を使用し、かつ、更新情報の取得を開始している場合、表示されます。

最大使用量

更新情報ファイルの最大使用量
PowerRW+またはSymfoware6000を使用し、かつ、更新情報の取得を開始している場合、表示されます。

記録日時(最大)

更新情報ファイルの最大使用量を記録した日時
PowerRW+またはSymfoware6000を使用する場合、表示されます。

最終更新日時

マスタグループ定義またはレプリカグループ定義を更新した日時

スキーマ

表名

データファイル名

種別

  • 「実表」
  • 「ビュー表」

マスタグループ定義、
マスタ定義、
レプリカグループ定義、
レプリカ定義
(構成情報)

マスタ名/レプリカ名

マスタグループ定義を構成するマスタ定義の名前、またはレプリカグループ定義を構成するレプリカ定義の名前

状態

マスタグループ定義またはレプリカグループ定義の状態

  • 「正常」:作成完了
  • 「異常」:マスタグループ定義またはレプリカグループ定義の内容と対象のデータファイルの構成が一致しない(定義不整合)

スキーマ名

マスタグループ定義を構成するマスタ定義に設定したデータファイルのスキーマ名、またはレプリカグループ定義を構成するレプリカ定義に設定したデータファイルのスキーマ名(SQL Serverの場合、データベース名)

表名

マスタグループ定義を構成するマスタ定義に設定したデータファイル名、またはレプリカグループ定義を構成するレプリカ定義に設定したデータファイル名

所有者

マスタ定義またはレプリカ定義を作成したユーザ

最終更新日時

マスタ定義またはレプリカ定義を更新した日時

マスタグループ定義、
マスタ定義、
レプリカグループ定義、
レプリカ定義
(関連情報)

レプリカグループ名/
マスタグループ名

関連づけたレプリカグループ定義またはマスタグループ定義の名前

サーバ名

関連づけた相手サーバのサーバ名

■ステータスバ

[図6.1.8 ステータスバーの画面]

(1) 機能説明
マウスカーソルが指し示す箇所のボタン、メニューおよびコマンドの機能説明が表示されます。
(2) 情報取得日時
ツリー上で選択されている情報をサーバから取得した時刻が表示されます。
表示時刻は、レプリケーションマネージャを起動したサーバの日時であり、連携する相手サーバと異なる場合があります。最新の情報を取得するには、[表示]メニューの[最新の情報を取得]を実行してください。

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