Linkexpress コマンドリファレンス
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9.12 lxrcvdbコマンド
[名称]
データ受信コマンド
[形式]
lxrcvdb -c 応用プログラム名,相手システム名
-s サービスグループ名
-l 受信先のファイル名
-v 仮想ファイル名
[-p {COMP1|COMP2|COMP3}] |
[機能説明]
lxrcvdbコマンドは分散型システム連携で使用するコマンドです。
相手システムのデータを自システムのファイルに受信します。
[オプションの意味]
- -c 応用プログラム名,相手システム名
応用プログラム名と相手システム名を指定します。
応用プログラム名は8バイト以内の英数字で指定し、ネットワーク定義のappl定義命令のnameオペランドで指定した名前になります。
相手システム名は、31バイト以内の英数字で指定し、ネットワーク定義のnode定義命令のnameオペランドで指定した名前になります。
- -s サービスグループ名
相手システムで登録されているDBサービスグループ名を指定します。相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合、相手システム上の転送ファイル名の第2修飾子を指定します。
- -l 受信先のファイル名
受信したデータを格納する自システムのファイル名を255バイト以内の絶対パスで指定します。
- -v 仮想ファイル名
仮想ファイル名として、相手システムに登録されているOUTTABLE識別名を指定します。OUTTABLE識別名に対応するOUTTABLE定義文のDATATYPEオペランドには"remote"が指定されている必要があります。
相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合、相手システム上の転送ファイル名の第3修飾子を指定します。
- [-p {COMP1|COMP2|COMP3}]
データの圧縮および圧縮のタイプを指定します。本オプションが省略された場合、受信データの圧縮は行いません。本オプションは通信プロトコルがTCP/IP(FTP+)またはFNA(HICS)の場合に有効です。TCP/IP(FTP)またはTCP/IP(FTPM)の場合は、本オプションを指定しても圧縮されません。
- COMP1 :
TCP/IP(FTP+)の場合、FLDC1で圧縮します。FNA(HICS)の場合、ネットワーク定義のspancmpオペランドの指定により圧縮タイプが異なります。HICSの圧縮タイプについては、「導入ガイド」の「6.5.5.7.50 spancmpオペランド(path定義命令)」の説明を参照してください。
- COMP2 :
TCP/IP(FTP+)の場合、FLDC2で圧縮します。FNA(HICS)の場合は指定できません。FNA(HICS)で指定した場合、圧縮しないでデータを受信します。
- COMP3 :
TCP/IP(FTP+)の場合、SLCAで圧縮します。FNA(HICS)の場合は指定できません。FNA(HICS)で指定した場合、圧縮しないでデータを受信します。
[復帰値]
0 : 正常終了
4 : 正常終了(警告)
8 : 異常終了(一時エラー)
12 : 異常終了(永久エラー)
128/134 : システムエラー
[注意事項]
- COMP3の圧縮タイプはLinkexpress for Windows NT V2.1L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバで指定可能です。
- DBサービス定義を作成する際の注意事項については、「運用ガイド」の「3.9.4 DBサービス定義文の一般形式」を参照してください。
- Linkexpressサーバがインストールされている各システムに対して以下の条件を満たしている必要があります。詳細は「導入ガイド」の「9.2.4 DB連携機能の利用に必要なセキュリティ情報」を参照してください。
- PCサーバ : Administratorグループに所属していること
- UNIXサーバ : Linkexpress使用グループに所属していること
関連項目
- lxsnddbコマンド
- lxrcvdbコマンド
- lxcmpdtコマンド
- 「導入ガイド」の「6.5.5.7.50 spancmpオペランド(path定義命令)」
- 「運用ガイド」の「1.2.8 転送データの圧縮」
- 「運用ガイド」の「2.6.10.6 cmptypオペランド(lxdevent定義命令)」
- 「運用ガイド」の「2.6.10.8 compressオペランド(lxdevent定義命令)」
- 「運用ガイド」の「6.1 ユーティリティによる圧縮」
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