Linkexpress 運用ガイド |
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付録B 分散型システム連携の業務定義への移行 |
(1) 業務定義ウィンドウおよびDBサービス定義ユーティリティではDBサービス単位に定義操作を行います。ただし、サーバ上ではDBサービス定義の登録/削除をDBサービスグループ単位で行うため、DBサービスグループ配下のDBサービスはすべて初期化されます。
DBサービス定義の操作を行う場合は、DBサービスグループ配下の全DBサービスが初期化可能な事を確認してください。(処理中のDBサービスがある場合、操作が異常終了します。)DBサービスグループ配下のDBサービス状態を考慮する必要のある操作は以下の3とおりです。
(2) 業務定義ウィンドウ、およびDBサービス定義ユーティリティによるDBサービス定義の登録/削除では、以下の作業は自動的に実行されます。利用者がこれらの作業を行う必要はありません。
(3) 業務定義ウィンドウ、およびDBサービス定義ユーティリティでは、INTABLE識別名、OUTTABLE識別名、およびDBサービス名を同じ設定値で扱います。ウィンドウで設定する際の項目名は「DBサービス名」です。既存のDBサービス定義を読み込む場合、INTABLE識別名、OUTTABLE識別名、およびDBサービス名はINTABLE識別名の指定値に置換えられます。
そのため、DBサービスの定義環境をDBサービス定義ユーティリティに移行する場合、lxstrdbコマンドの-tオペランドはINTABLE識別名に変更する必要があります。
(4) 自側DB格納イベントのDBサービス種別はlocal-databaseです。remote-databaseのDBサービスを読み込んだ場合、local-databaseのDBサービス種別で使用できないオペランドの指定値は無視されます。
なお、Linkexpressクライアント Version 11.20.001でremote-databaseのDBサービスを読み込む場合、事前にDBサービス定義ファイルを以下のように編集してください。
(5) DB格納イベントの動作環境はLinkexpress起動ユーザの環境変数を引き継ぎます。環境変数の追加など、格納処理用ジョブのカストマイズが必要な場合は、サンプルのPutDB.batを別名でCOPYしてカストマイズしてください。その際、イベントのジョブ名に新しいジョブ名を絶対パスで指定してください。
(6) DB格納イベントを含む業務を保存する場合、DBサービス定義関連のファイルは業務定義ファイルと同じディレクトリに以下の名前で保存されます。
DBサービス定義ファイル : "DBサービスグループ名_DBサービス名.svc"
DB動作環境定義ファイル : "DBサービスグループ名_DBサービス名.env"
なお、複数のサーバに同名のDBサービス(DBサービスグループ名、DBサービス名)が定義されている場合、それらのDBサービスを含む業務定義を同一ディレクトリ配下に保存すると、DBサービス定義ファイルは上書きされます。
そのため、業務定義ファイルの保存は、サーバ名ごとにディレクトリを分けることをお勧めします。
(7) LinkexpressクライアントではDB連携ウィンドウの[定義]−[復旧]コマンドに相当する機能は未サポートです。サーバ上でlxrstsvコマンドを実行してください。
lxrstsvコマンドについては、「コマンドリファレンス」の「9.5 lxrstsvコマンド」を参照してください。
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