Linkexpress 運用ガイド
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付録A ダウンロード型システム連携(DB連携機能)> A.6 異常時の処置

A.6.2 異常終了時の復旧手順

ダウンロード型システム連携のサービスが異常終了した場合、以下の手順に従って復旧してください。

  1. ダウンロード型システム連携が異常終了した際に出力したエラーメッセージからエラーの原因を取り除いてください。エラーの原因については、「メッセージ集」の「3.4 メッセージ詳細(DB連携機能)」を参照してください。
  2. ダウンロード型システム連携のサービスで以下のメッセージが出力された場合、格納処理を再開します。

    command: 情報:DB20007:-Rオプションを指定し再起動してください

    この作業でダウンロード型システム連携のサービスはテーブルデータの転送・格納またはテーブルデータの格納を再開し、データベースの内容が正しくなり復旧作業は終了です。上記以外のメッセージが出力されたオンラインサービスの場合、(3)以降の説明に従って復旧作業を行ってください。
    また、オフラインサービスの場合は、(4)以降の説明に従って復旧作業を行ってください。

  3. ダウンロード型システム連携のサービスが以下のメッセージを出力した場合、相手システムへ結果通知を行います。

    lxmkdb: エラー:DB12008:相手システムへの結果の通知に失敗しました - service_name system_name

    この作業でダウンロード型システム連携のサービスは格納結果を相手システムへ再通知します。再通知の処理が終了後、(4)の作業を行ってください。
    また、メッセージDB12007およびDB12008のどちらのメッセージも出力されなかった場合は、(4)以降の処理を行ってください。

  4. 以下のファイルを調べます。

    このファイルが存在しない場合、データの格納処理前に異常が発生しています。したがって、ダウンロード型システム連携のサービスを再度実行すればデータベースの内容は正しくなります。以上で復旧作業は終了です。tablelistが存在する場合は、(5)以降の処理を行ってください。

  5. 以下のファイルの内容を任意のエディタ、notepadやcatなどのツールで確認します。

    ファイルの内容を以下に示します。tablelistの中で格納状況がすべてOKと記述されている場合は、格納処理が正常に終了しています。したがって、特に復旧作業は必要ありません。格納状況にNGと記述されている場合は、(6)以降の作業を行ってください。

    ### LINKEXPRESS/DB DB LOAD LOG FILE ###
    #
    EXPDBKIND:SumfoWARE/RDB       データベース種
    EXPDBNAME:EXPDB               データベース名(注1)
       1 :  OK     SCHEMA01.TABLE01
       2 :  OK     SCHEMA02.TABLE02
       3 :  NG     SCHEMA03.TABLE03
       4 :  NG     SCHEMA04.TABLE04
       ↓   ↓         ↓     ↓
    格納順番 格納状況 スキーマ名 テーブル名
                 (注2)

    注1) データベース・システムがSymfoWARE7000の場合、*を出力します。その他のデータベース・システムの場合、データベース名を出力します。

    注2) データベース・システムがSymfoware/RDBまたはSymfoWARE7000の場合、スキーマ名を出力します。その他のデータベース・システムの場合、テーブル名だけを出力します。

  6. 格納状況にNGと記述されている場合、テーブルの内容が破壊されている可能性があります。このため、テーブル名に対応するテーブルの内容をダウンロード型システム連携のサービス開始前の内容に復元する作業が必要です。
    テーブルの内容を退避していない場合、テーブル名に対応するテーブルの内容を削除します。テーブルの内容の復元および削除には、各データベース・システムのユーティリティを使用します。詳細は、各データベース・システムのマニュアルを参照してください。
    テーブルの内容が復旧してから、(7)、(8)、および(9)の作業を行ってください。
  7. ダウンロード型システム連携の状態を初期状態に戻します。
  8. 異常終了したサービスがオンラインサービスの場合、使用中であったテーブルデータの有無について相手システムで確認します。テーブルデータが削除ずみの場合は、再度相手システムでテーブルデータの抽出処理を行います。抽出方法の詳細は相手システムのDB-EXPRESSの説明書を参照してください。
  9. ダウンロード型システム連携を起動します。この作業でエラーが発生したサービスの処理が完了し、復旧作業は完了します。

以上でデータベースが正しく復元されます。


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