Linkexpress 運用ガイド
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付録A ダウンロード型システム連携(DB連携機能)> A.3 ダウンロード型システム連携の導入

A.3.5 DB動作環境定義 [UNIXサーバ]

DB動作環境定義とは [UNIXサーバ]

UNIXサーバの場合、DB動作環境定義を使用して、ダウンロード型システム連携の動作環境をカストマイズすることができます。以下にDB動作環境定義について説明します。

[DB動作環境定義のカストマイズ手順]

動作環境をカストマイズする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境のカストマイズは、サービスを開始する前に行ってください。

  1. DB動作環境定義を作成します。必要なキーワードおよび指定値を記述します。
  2. 環境変数LXDBENVにDB動作環境定義ファイル名を指定します。

注) DB動作環境定義のファイル・アクセス許可モードには、Linkexpress使用グループに対して読込権を与えてください。DB動作環境定義に読込権が与えられていない場合、Linkexpressは異常終了します。

[DB動作環境定義の記述形式]

DB動作環境定義の記述形式は以下の情報を参照してください。

[DB動作環境定義のキーワード]

DB動作環境定義に記述可能なキーワードは以下のとおりです。

[各キーワードの関係について]

各キーワードの指定には依存性はありません。ただし、あるキーワードの指定値が他のキーワードを無効にすることはあります。例えば、CHARACTER_CONVERT_ERRORキーワードに"EXIT"を指定し、同時にALTERNATE_CHARACTER1キーワードを指定している場合、コード変換エラー発生時に処理を異常終了させるため、ALTERNATE_CHARACTER1キーワードの指定は無視されます。

DB動作環境定義の一般形式

DB動作環境定義の記述形式は、以下のとおりです。

[DB動作環境定義の記述例]

# コメント↓
CHARACTER_CONVERT_ERROR:CONTINUE↓
ALTERNATE_CHARACTER1:5f:a1b2↓

↓ : 改行記号

MESSAGE_LEVELキーワード

[意味]

出力するメッセージの種類を指定します。

[指定値]

i : 情報、警告およびエラーメッセージを出力します(省略値)。

w : 警告およびエラーメッセージを出力します。

e : エラーメッセージだけ出力します。

[前提になるキーワードと指定値]

なし。

[関連するコマンド]

全コマンド

[指定結果の例]

iが指定された場合

F3EALNKEXP:情報:DB24001:[USERSVC,9999]データ格納を開始します - OUT01 sctt.table1
F3EALNKEXP:警告:DB35001:[USERSVC,9999]文字列が溢れました
F3EALNKEXP:エラー:DB15106:[USERSVC,9999]入力データに誤りがあります - IN01 ITEM01 100
F3EALNKEXP:情報:DB24003:[USERSVC,9999]データ格納が異常終了しました - OUT01 sctt.table1

wが指定された場合

F3EALNKEXP:警告:DB35001:[USERSVC,9999]文字列が溢れました
F3EALNKEXP:エラー:DB15106:[USERSVC,9999]入力データに誤りがあります - IN01 ITEM01 100

eが指定された場合

F3EALNKEXP:エラー:DB15106:[USERSVC,9999]入力データに誤りがあります - IN01 ITEM01 100

ALTERNATE_CHARACTER1キーワード

[意味]

コード変換エラー時の代替文字を指定します。本キーワードを省略した場合、それぞれ半角および全角のアンダ・スコアに対応するコードが採用されます。

[指定値]

1バイトおよび2バイトの代替文字を"XX:YYYY"の形式で指定します。

"XX"および"YYYY"に設定する値は、代替文字を出力データのコード系の16進数で表現した値です。

"XX"に指定したコードは英数字属性(CHARなど)の代替文字、"YYYY"に指定したコードは日本語属性(NCHARなど)の代替文字になります。

[前提になるキーワードと指定値]

CHARACTER_CONVERT_ERROR:CONTINUE

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

lxloddbコマンド

[注意事項]

制御コードに該当するコードを指定した場合、格納処理が異常終了または予期しない結果になるおそれがあります。アンダ・スコアまたは空白に該当するコードを指定するようお勧めします。また、コード系の差異による表現の違いに注意してください。

ALTERNATE_CHARACTER2キーワード

[意味]

文字あふれ発生時の不完全文字に対する代替文字を指定します。

[指定値]

1バイトの代替文字を出力データのコード系の16進数で表現した値で指定します。

当キーワードを省略した場合、半角のアンダ・スコアに対応するコードが指定されたものとします。

[前提になるキーワードと指定値]

CHARACTER_OVERFLOW:CONTINUE

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

lxloddbコマンド

[注意事項]

制御コードに該当するコードを指定した場合、格納処理が異常終了または予期しない結果になるおそれがあります。アンダ・スコアまたは空白に該当するコードを指定するようお勧めします。また、コード系の差異による表現の違いに注意してください。

SERVICE_INFORMATIONキーワード

[意味]

サービス情報ファイルの出力の有無を指定します。本キーワードはダウンロード型システム連携でだけ使用可能です。

[指定値]

NO : 出力しません。(省略値)

YES : 出力します。

[前提になるキーワードと指定値]

なし。

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

lxloddbコマンド

COMMUNICATION_WAIT_MAXキーワード

[意味]

相手システムからの応答監視時間を秒単位で指定します。本キーワードはダウンロード型システム連携でだけ使用可能です。

[指定値]

応答を監視する時間を0〜65535の数値で指定します。

指定を省略した場合は、60(秒)が採用されます。

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

EXITCMD01キーワード

[意味]

格納前出口1用実行ファイル名を指定します。本キーワードはダウンロード型システム連携でだけ使用可能です。

[指定値]

255バイト以内の絶対パスで指定してください。

[前提になるキーワードと指定値]

なし。

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

EXITCMD02キーワード

[意味]

格納前出口2用実行ファイル名を指定します。本キーワードはダウンロード型システム連携でだけ使用可能です。

[指定値]

255バイト以内の絶対パスで指定してください。

[前提になるキーワードと指定値]

なし。

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

SYMFO_LOADER_LEVELキーワード

[意味]

Symfoware/RDBの複数DSIへの一括格納を指定します。

[指定値]

Symfoware/RDBへローダを使用して格納する際、1つの表に複数のDSIが定義されている場合の格納処理を以下の値で指定します。

指定を省略した場合は、LEVEL1が採用されます。

LEVEL0 : 複数DSIへの一括格納を行いません。(Symfoware/RDB V20系)

LEVEL1 : 1つの表に複数のDSIが定義されている場合、一括で格納します。(Symfoware/RDB V21系)

[前提になるキーワードと指定値]

なし。

[関連するコマンド]

lxmkdbコマンド

lxloddbコマンド


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