Linkexpress 運用ガイド |
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付録A ダウンロード型システム連携(DB連携機能) | > A.3 ダウンロード型システム連携の導入 |
DB-EXPRESSと連携してダウンロード型システム連携機能を使用する場合、以下の定義命令に対してダウンロード型システム連携用にカストマイズします。
node定義命令では、相手システムに対して通信で使用する通信パスを指定します。
相手システムと多重転送を行う場合、pathオペランドを複数指定してください。
node name=相手システム名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) path=パス定義名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) [path=パス定義名] [ : ] port=ポート番号 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) |
(1) ダウンロード型システム連携が相手システムを識別するための相手システム名を指定します。相手システムがすでに定義済みの場合、新しく指定する必要はありません。既存の指定に(2)のpathオペランドを追加してください。ただし、相手システム名としてlocalは指定できません。
(2) ダウンロード型システム連携用の通信パスを識別するための通信パス名を指定します。
(3) 相手システムのDTSが使用するポート番号を指定します。TCP/IPプロトコル以外の場合は、指定しても意味を持ちません。
path定義命令では、appl定義命令で指定したDB連携機能の業務で使用する通信パスを定義します。このpath定義命令では、通信プロトコルとそのパス名を指定します。
path name=パス定義名 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) appl=DB連携機能の業務名 ・・・・・・・・・・・・・・ (2) protocol=FTPM ・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) req_path=業務番号 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (4) ind_path=業務番号 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (5) combuf=4092 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (6) appltime=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (7) recvtime=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (8) |
(1) node定義命令のpathオペランドで指定したダウンロード型システム連携用の通信パス名を指定します。
(2) 先頭が"@_"以外で始まる8文字以内の任意の文字列を指定します。
(3) 相手システムと接続するためのプロトコルを指定します。
(4)、(5) 通信プロトコルによって、指定するパラメタが異なります。詳細はネットワーク定義命令の説明を参照してください。
(6) かならず4092を指定してください。
(7) かならず"0"を指定してください。
(8) かならず"0"を指定してください。
備考. また、HICSプロトコルの場合、cnameオペランドが必須となります。UNIXサーバの場合、バッチファイルの代わりにシェルスクリプトとなります。
appl定義命令では、DB連携機能の業務名とダウンロード型システム連携のルーティング処理用バッチファイルを指定します。このappl定義命令は、データベース・システムの種類または格納対象のデータベース名が異なる場合に1つ必要です。
appl name=DB連携機能の業務名 ・・・・・・・・・・・・・ (1) applpath=ルーティング処理用バッチファイル名 ・・・・・ (2) |
(1) path定義命令のapplオペランドで指定したDB連携機能の業務名を指定します。
(2) lxmkdbコマンドを記述したルーティング処理用バッチファイルを絶対パスで指定します。
applpathオペランドに指定するルーティング処理用バッチファイルには、ダウンロード型システム連携のlxmkdbコマンドを絶対パスで指定します。また、-Hオプションはかならず指定します。
DB-EXPRESSとのダウンロード型システム連携を行う際に使用するバッチファイルおよびシェルスクリプトの例は以下のとおりです。
PCサーバの場合、バッチファイルの作成が必要なのは、オンライン格納用のルーティング処理用バッチファイルだけです。また、環境変数等の情報を業務ファイルで指定するため、自局主導、他局主導共に同じコマンド形式となります。
(ルーティング処理用バッチファイル)
C:\Linkexpress\Bin\lxmkdb -H service_file_name |
サンプルのシェルスクリプトは以下の条件を前提にしています。
(自局主導モード用)
#! /bin/sh # 自局主導モード用シェルスクリプト PATH=/opt/uxplnkexp/bin:$PATH; export PATH LXDBENV=/home/user/file01; export LXDBENV LXDBMODIFIED=NO; export LXDBMODIFIED LXDBTEMP=/tmp; export LXDBTEMP LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib; export LD_LIBRARY_PATH lxmkdb -c APPL01,dest_system -m m_disk -k M -e sjis-ms -l sjis-ms -t symfoware/rdb -u orausr/passwd -n orasid |
(自局主導モードのルーティング処理用)
#! /bin/sh # ルーティング処理起動用シェルスクリプト(自局主導モード用) PATH=/opt/uxplnkexp/bin:$PATH; export PATH LXDBENV=/home/user/file01; export LXDBENV LXDBTEMP=/tmp; export LXDBTEMP lxmkdb -H -c APPL01 -k M -e sjis-ms |
サンプルのシェルスクリプトは以下の条件を前提にしています。
(他局主導モード用)
#! /bin/sh # ルーティング処理用シェルスクリプト(他局主導モード用) PATH=/opt/uxplnkexp/bin:$PATH; export PATH LXDBENV=/home/user/file02; export LXDBENV LCDBCNVTYPE=G1; export LXDBCNVTYPE LXDBMODIFIED=NO; export LXDBMODIFIED LXDBTEMP=/tmp; export LXDBTEMP lxmkdb -H -c APPL02 -m line -k M -l euc-u90 -e j-ea -n USERDB -t symfoware/rdb |
サンプルのシェルスクリプトは以下の条件を前提にしています。
(オフライン格納用)
#! /bin/sh # オフライン格納用シェルスクリプト PATH=/opt/uxplnkxp/bin:$PATH; export PATH LD_LIBRARY_PATH=/opt/uxprdbase/lib:$LD_LIBRARY_PATH; export LD_LIBRARY_PATH LXDBENV=/home/user/file03; export LXDBENV LXDBCNVTYPE=G1; export LXDBCNVTYPE LXDBMODIFIED=NO; export LXDBMODIFIED LXDBTEMP=/tmp; export LXDBTEMP lxloddb -c APPL03,local -m m_disk -e j-ek -l eu90 -d /mlnk_sys/VOL01/X9999.EXP.LST -t rdb7000 |
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