Linkexpress 運用ガイド
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第4章 分散型システム連携機能(DB連携機能)> 4.4 分散型システム連携の運用のカストマイズ> 4.4.9 データ転送処理を業務と連携させる

4.4.9.1 データ転送処理と業務の連携方法

DB-EXPRESSを相手システムとする分散型システム連携を業務と連させる方法は以下のとおりです。

この運用は、一例であり、イベントを組み合わせることにより、さまざまなDB連携業務を構築することができます。

[応答側動作の業務]

Linkexpressが分散型システム連携の応答側システムとして動作する場合は、相手システムからの要求をlxtrndbコマンドで受け付ける業務を作成します。

なお、lxtrndbコマンドは独自にLinkexpressに対してジョブ開始通知およびジョブ完了通知を行うため、転送用バッチファイルにlxintjobコマンドおよびlxendjobコマンドを記述する必要はありません。

(1) データ送信要求は、DB-EXPRESSのexsnddbコマンドを使用して、ファイルを送信します。業務サーバでは、データ受信と連動してデータをデータベースへ格納します。

(1)' ジョブ通知待ちイベントには、(1)のデータ送信とデータ格納の結果を受け渡すための設定を行います。これにより、(1)の処理結果をジョブ通知待ちイベントの状態として確認することができます。さらに、ジョブ通知待ちイベントに他のイベントを組み合わせて業務を構築することができます。

(2) データ受信要求は、DB-EXPRESSのexrcvdbコマンドを使用して、ファイルを受信します。

(2)' ジョブ通知待ちイベントには、(2)のデータ受信の結果を受け渡すための設定を行います。これにより、(2)の処理結果をジョブ通知待ちイベントの状態として確認することができます。さらに、ジョブ通知待ちイベントに他のイベントを組み合わせて業務を構築することができます。

[起動側動作の業務]

Linkexpressが分散型システム連携の起動側システムとして動作する場合は、相手システムに対する要求を行う動作を行います。また、起動側としての処理は、コマンドによる起動も可能です。

(1) 自側ジョブ起動イベントには、データ送信要求を行うためのバッチファイル、または、コマンドを設定します。これにより、業務実行の一環で、相手システムへデータ格納を行うことができます。データ送信要求は、lxsnddbコマンドを使用する必要があります。

(1)' ファイル受信を契機にデータベースへデータを格納します。

(2) 自側ジョブ起動イベントには、データ受信要求を行うためのバッチファイル、または、コマンドを設定します。これにより、業務実行の一環で、相手システムからデータを受信することができます。データ受信要求は、lxrcvdbコマンドを使用する必要があります。

(2)' ファイル送信を行います。

(3) 自側DB格納イベントには、利用するDBサービスの情報を設定します。これにより、(2)の処理の完了後にデータを該当のデータベースへ格納します。

[注意事項]


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