Linkexpress 運用ガイド
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第1章 データ転送機能> 1.6 転送コマンド> 1.6.2 起動側機能

1.6.2.1 転送コマンドの利用方法

Linkexpressが提供するファイル転送コマンドの機能には、ファイル送信、ファイル受信、メッセージ送信、相手側ジョブ起動の4種類があります。以下に各コマンドの概要を示します。

なお、ファイル転送コマンドのリファレンスは、「コマンドリファレンス」の「第8章 ファイル転送コマンド」を参照してください。

[ファイルを送信する]

ファイルを相手システムに送信する場合、ファイル送信コマンドを使用して他のシステムにファイルを送信します。相手システム上のソフトウェアは、Linkexpressが使用する通信プロトコルをサポートする必要があります。

[ファイルを受信する]

ファイルを相手システムから受信する場合、ファイル受信コマンドを使用して他のシステムからファイルを受信します。相手システム上のソフトウェアは、Linkexpressが使用する通信プロトコルをサポートする必要があります。

[メッセージを送信する]

メッセージを相手システムに送信する場合、メッセージ送信コマンドを使用して他のシステムにメッセージを送信します。メッセージの入力元としてコマンドのパラメタ、またはファイル入力が選択可能です。なお、メッセージ送信は相手システムがLinkexpress、Linkexpress File Transfer、DTSおよびHICSの場合に使用可能です。詳細は「1.4.2 相手システムごとのメッセージ出力先の違い」を参照してください。

注) 応答側システムがファイル転送コマンドをサポートしていない場合、利用者プログラムかコンソールに出力されます。PCサーバの場合、コンソールの代わりにWindowsシステムが提供するイベントログに記録されます。

[相手側ジョブを起動する]

相手システム上のジョブを起動する場合、相手側ジョブ起動コマンドを使用して相手システムにジョブ起動を依頼します。相手側ジョブ起動は相手システムがLinkexpress、Linkexpress File Transfer、DTSおよびHICSの場合に使用可能です。

なお、相手側ジョブ起動の結果にジョブの実行結果も含める必要がある場合で、かつ相手システムがLinkexpressの場合、ジョブに結果通知処理を組み込む必要があります。Linkexpressが起動するジョブのインタフェースに従ってジョブを作成してください。

注) ジョブ結果通知の有無は自システムのコマンドで指定します。ジョブ結果通知を受信する場合、相手システムからの結果通知を契機にコマンドが復帰します。


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