Linkexpress 運用ガイド
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第1章 データ転送機能> 1.4 メッセージ転送機能

1.4.2 相手システムごとのメッセージ出力先の違い

メッセージ転送の出力先はメッセージ転送を実行する際の利用機能の他に、相手システムの製品、およびバージョン・レベルにも左右されます、相手システムごとのメッセージ出力先の違いは以下のとおりです。

相手システムがファイル転送コマンドをサポートするサーバの場合

ファイル転送コマンドをサポートするLinkexpressとのメッセージ転送では、相手システムでのメッセージの出力先として以下の4種類の組み合わせが選択可能です。なお、利用者プログラムに通知する場合、相手システムに利用者プログラムが必要です。

注1) 応答側システムがPCサーバの場合、コンソールの代わりにWindowsシステムが提供するイベントログに記録されます。
注2) 利用者プログラムから送信する場合、ファイル出力はできません。

相手システムがHICSの場合

相手システムでのメッセージの出力先としてスケジュールプログラムやコンソールが選択可能です。また、HICSとのメッセージ転送では送信元識別名およびあて先識別名という独自の識別子を使用します。これにより、1個の通信パスで複数のスケジュールプログラムをメッセージの通知先として使い分けることができます。なお、スケジュールプログラムに通知する場合、相手システムにスケジュールプログラムが必要です。

注) HICSが提供するインタフェースを利用して作成したプログラムのことをスケジュールプログラムと言います。

相手システムが上記以外のサーバの場合

相手システムでのメッセージの出力先として利用者プログラムまたはコンソールが選択可能です。なお、利用者プログラムに通知する場合、相手システムに利用者プログラムが必要です。

注) 応答側システムがPC/UNIXサーバのLinkexpressまたはDTSの場合、コンソール出力はできません。


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