Linkexpress 導入ガイド
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第9章 セキュリティの設定(Linkexpressサーバ)> 9.2 システムのセキュリティ情報の設定

9.2.4 DB連携機能の利用に必要なセキュリティ情報

■DB連携機能の利用権限について

DB連携機能の利用者はLinkexpressサーバがインストールされている各システムに対して以下の条件を満たしている必要があります。

PCサーバ : Administratorグループに所属していること

UNIXサーバ : Linkexpress使用グループに所属していること(備考)

備考)Linkexpressサーバをインストールする際に指定したグループ名です。なお、Linkexpressサーバインストール時に指定したグループ名を変更する場合、lxdbgrpコマンド(Linkexpress V5.0L10相当でサポート)を利用します。Linkexpress V4.0L10相当以前の場合は、Linkexpressサーバをアンインストールし、再度Linkexpressサーバをインストールしてグループ名を変更する必要があります。

■利用者認証(ログイン検査)

分散型システム連携を使用する場合、Linkexpressからは利用者認証を行いません。

■アクセス権許可検査

DB連携機能では、中間ファイルとデータベースの2種類のファイルをアクセスします。これらのファイルは、それぞれ以下のアクセス権で動作します。

[中間ファイルのアクセス権]

分散型システム連携の場合、中間ファイルのアクセス権はLinkexpressを起動した人の資格でアクセス権チェックが行われます。それ以外の場合は業務や利用者プログラムの場合と同様の認証を行います。

[DBアクセス用セキュリティ情報]

データベースのアクセスではlxstrdbコマンドおよびlxtrndbコマンドのオプションで指定したDBアクセス用セキュリティ情報を使用します。指定を省略した場合はコマンド実行者のユーザ名を使用します。

■データベースが要求するアクセス権

DB連携機能を使用してデータベースにアクセスするユーザには、データベースに対するアクセス権として以下の権限を与えてください。

■起動ジョブの実行資格

DB連携機能ではジョブ起動は行いません。

備考. 利用者カストマイズ出口およびDBサービス状態通知連動アプリケーションを利用する場合はDB連携機能に関する運用の説明を参照してください。

利用者カストマイズ出口については、「運用ガイド」の「3.1.6.1 利用者カストマイズ出口の作成」を参照してください。

DBサービス状態通知連動アプリケーションについては、「運用ガイド」の「4.7.4.1.6 DBサービスの状態受信時に動作するプログラムを作成する」を参照してください。


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