Linkexpress 導入ガイド
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第4章 簡易導入(Linkexpressサーバ)

4.1 簡易導入機能とは

Linkexpressでは、インストール実施後、複数の環境定義を作成する必要があります。本機能を利用することにより、導入時の環境定義作成処理を省略することが可能となります。

省略することができる環境定義としては、「動作環境定義の設定」「ネットワーク定義の設定」「サーバグループ定義の設定」であり、大幅に作業負担を軽減することができます。なお、クラスタ環境、またはLAN二重化環境の場合は、「動作環境定義の設定」が必要となります。詳細は、簡易導入機能のクラスタ環境、またはLAN二重化環境での運用方法を参照してください。

なお、簡易導入機能を利用される場合、Linkexpressのインストール方法で簡易導入機能における初期状態が以下のとおり異なります。

インストール方法

インストール前のLinkexpressのバージョン

初期状態

新規

なし

簡易導入モード(※)

更新

Linkexpress V4.0L10相当以前

従来モード(※)

更新

Linkexpress V5.0L10相当以降、かつ簡易導入機能利用している

簡易導入モード(※)

更新

Linkexpress V5.0L10相当以降、かつ簡易導入機能利用していない

従来モード(※)

※簡易導入モードとは、簡易導入機能を利用している状態を表します。従来モードとは、Linkexpressの環境定義を利用者でカストマイズして利用している状態を表します。

備考. 当機能はLinkexpress V5.0L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバで利用可能です。


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