Linkexpress 導入ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 Linkexpressサーバの導入> 3.3 TCP/IP利用時の考慮

3.3.1 通信プロトコルの選択

TCP/IPでデータ転送機能を利用する場合、以下の観点で通信プロトコルを使い分けてください。なお、TCP/IP(HTTP系)は、Linkexpress Enterprise Edition、またはLinkexpress Advanced Edition でサポートしています。

[ファイアウォール]

FTPによるファイル転送では1回の転送に2個のポート番号を使用し(注)、HTTPによるファイル転送では1回の転送に1個のポート番号を使用します。ファイアウォールなどポート番号の制限が必要な環境の場合、HTTPまたはHTTPSの使用をお勧めします。

注)FTPの場合、データコネクション接続モーにより、使用するポート番号の数が異なります。

[利用機能]

FTP+とHTTP(またはHTTPS)で利用可能な機能の違いは以下のとおりです。

[相手システムのサポート]

TCP/IP(HTTP系)をサポートしているのは、Linkexpress Enterprise Edition、またはLinkexpress Advanced Editionです。Linkexpress、Linkexpress File Transfer、およびDTSとの接続ではTCP/IP(FTP系)またはFNAを利用してください。
また、LinkexpressはTCP/IP(HTTP系)をサポートしていないため、HTTPサーバと接続することはできません。

[その他]

TCP/IP(HTTP系)は運用方法により利用できない通信パスがあります。以下の説明を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1997-2007