Linkexpress 導入ガイド
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第1章 導入・構築の流れ> 1.3 運用業務パターンごとの構築の流れ

1.3.3 ファイル転送業務(業務定義以外)構築の流れ

利用プログラ、ファイル転送コマン、および仮想ファイル名変換定義を利用する場合は、ネットワーク定義の作成が必要です。ネットワーク定義は、Linkexpressが相手システムと連携する際に必ず定義してください。

また、相手システムからの指示のみで応答側動作を行う場合も同様にネットワーク定義が必要です。

接続相手システムがLinkexpress未搭載サーバで、応答側処理を作成しないでファイル転送を行う場合、転送ファイルはLinkexpressが扱うファイル形式の省略値で扱われます。ファイル形式の省略値については、「運用ガイド」の「1.2.2 転送ファイルのデータの扱い方」を参照してください。応答側処理でファイル形式を指定する場合は、業務定義か仮想ファイル名変換定義を利用してください。

[業務構築手順]

利用者プログラム、ファイル転送コマンド、および仮想ファイル名変換定義を利用したファイル転送業務構築の流れは以下のとおりです。

[利用者プログラムを利用したファイル転送業務を行う場合]

本パターンでは、簡易導入機能を使用することはできません。

[転送コマンド、および仮想ファイル名変換定義を利用したファイル転送を行う場合]

注1) 転送コマンドによる起動側動作の場合、必要なオペランドを指定します。「運用ガイド」の「1.6.1 運用管理製品との連携」を参照してください。

注2) 応答側動作の場合で、起動側システムから転送コマンドを利用したファイル転送要求の場合、必要に応じて定義を作成します。必須定義ではありません。「運用ガイド」の「1.6.1 運用管理製品との連携」を参照してください。

備考. ファイル転送の相手システムとなるサーバは、Linkexpressサーバ、またはFTPサーバなど、搭載システムの種類を問いません。ただし、メッセージ転送、および相手側ジョブ起動は相手システムがLinkexpress、Linkexpress File Transfer、DTS、およびHICSの場合に限られます。
拡張オペランド記述ファイル、および仮想ファイル名変換定義は、Linkexpress for Windows NT V1.1L20相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバで利用可能です。


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