Interstage BPM Monitoring インストールガイド 9.0

C.2.10 索引サイズの計算

索引ごとに必要データ領域を計算し、その値の合計が索引サイズとなります。

• 1ブロックに格納できる索引の平均行数

  FLOOR ( (利用可能領域) / (索引の平均行サイズ) )

  
  

  FLOOR：値を小数点以下切り捨てて計算する関数です。

• 必要なデータ・ブロック数

  CEIL ( 1.05 × (nullでない索引の行数) / (1ブロックに格納できる平均行数) )

  CEIL：値を小数点以下切り上げて計算する関数です。
  乗数1.05：索引のブランチ・ブロックで必要な領域を追加するためのものです。

• プロセスデータの索引で必要な領域は、

  (データ・ブロック・サイズ) × (データ・ブロック数)

[例]プロセスデータを管理するテーブル(EVENTDATA)の索引に関して必要データ領域を算出する場合

Prc=55 プロセスデータの平均行サイズ：47(Byte) サイクル数：1000 列サイズ合計：17(Byte)　サイクル数：1000

• 1ブロックに格納できる索引の平均行数

  FLOOR ( (利用可能領域) / (索引の平均行サイズ) )
  = FLOOR ( (利用可能領域) / ((エントリ・ヘッダー) + (ROWIDの長さ) + F + V + 3 × UB1 + 索引列サイズ) )
  = FLOOR ( 7227 / 30 )
  = 240

  
  
• 必要なデータ・ブロック数

  CEIL ( 1.05 × (nullでない索引の行数) / (1ブロックに格納できる平均行数) )
  = CEIL ( 1.05 × Prc × 1000 / (1ブロックに格納できる平均行数) )
  = CEIL ( 1.05 × 55000 / 240 )
  = 241

• プロセスデータの索引で必要な領域

  = (データ・ブロック・サイズ) × (データ・ブロック数)
  = 8192 × 241
  = 1966321(Byte)

その他の索引についても同様に計算し、索引サイズを算出します。