NetCOBOL Studio 使用手引書
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第9章 リモート開発機能> 9.2 リモート開発のための環境設定> 9.2.2 ローカルPC側の環境設定

9.2.2.1 サーバ情報

各開発者が使用するNetCOBOL Studioでサーバと連携するための情報を設定する必要があります。

ここで設定した情報は、ワークスペース間で情報が共有されます。

サーバ情報の設定

以下の手順で[新規]ダイアログボックスを表示し、サーバ情を設定します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。[リモート開発]ページが表示されます。
  3. [リモート開発]ページで[新規]ボタンを選択します。[新規]ダイアログボックスが表示されます。

項目

説明

サーバ名

[設定]ダイアログボックスの[リモート開発]ページの[サーバ名]に表示する任意の名前を指定します。

COBOLプロジェクトがどのサーバをターゲットとするかを指定するときに、ここで指定したサーバ名が利用されます。

定義済のサーバ名を指定することはできません。

サーバのOS

サーバのOSを選択します。

サーバのアドレス

ネットワーク上のサーバを識別するための名前(FQDN: Fully Qualified Domain Name)、または、IPアドレスを指定します。

常に以下のユーザ名とパスワードを使用する

サーバへ接続するときに、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用するか否かを指定します。

選択すると、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用します。

選択しないと、NetCOBOL Studio起動後の最初のサーバへの接続時にユーザ名とパスワードを指定するダイアログボックスが表示されます。

初期値ではチェックされていません。

 

ユーザ名

サーバで使用するアカウントのユーザ名を指定します。

[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]が選択されている場合は、省略できません。

パスワード

ユーザ名に付与されたパスワードを指定します。

[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]が選択されている場合は、省略できません。

コード変換

サーバとのファイル送受信時のコード変換情報です。

コード変換処理は、通常はシステムの提供するコード変換の機能を使用して行われます。しかし、ADJUST(Windowsのみ)またはCharsetMGRが導入されている場合は、これらの製品を使用してコード変換が行われます。

[サーバのOS]で"Windows(Itanium)"を選択した場合は無効となります。

 

サーバのコード系

サーバの日本語文字のコード系を選択します。

サーバでコード変換する

テキストファイルの送受信をする場合、サーバまたはローカルPCのどちらでコード変換するかを指定します。

初期値では"サーバでコード変換する"が選択されています。

ローカルでコード変換する

ファイル転送モード(FTP)

FTPによるファイル転送時のモードを指定します。

[サーバのOS]で"Windows(Itanium)"を選択した場合は無効となります。

 

PASVモードを使用する

選択するとPASVモードでファイル転送されます。

ファイアウォールの外側にあるFTPサーバとファイル転送をするときに、サーバへ接続ができない場合があります。このような場合に、選択してください。

初期値では選択されていません。

ポート番号

NetCOBOLリモート開発サービスのTCP/IPのポート番号を指定します。

サーバ側でNetCOBOLリモート開発サービスのポート番号を変更した場合に、変更した値に合わせてください。

初期値では"61999"です。

[サーバのOS]で"Windows(Itanium)"を選択した場合に有効となります。

接続確認

ボタンを選択すると、現在の設定値でサーバに接続し、その結果を[確認]ダイアログボックスに表示します。

サーバへの接続確認

サーバ情報の[新規] ダイアログボックスまたは [変更]ダイアログボックスで[接続確認]ボタンを選択すると、ダイアログボックスの設定値でサーバへ接続し、その結果が[確認]ダイアログボックスに表示されます。

接続に成功した場合は、サーバの環境変数の設定情報が表示されます。

接続に失敗した場合は、エラー情報が表示されます。

サーバ接続時のユーザ名とパスワード入力

サーバ情報の[新規] ダイアログボックスまたは [変更]ダイアログボックスで[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]を選択していない場合、NetCOBOL Studioを起動後の最初のサーバへの接続で、ユーザ名とパスワードを指定するダイアログボックスが表示されます。以降のサーバへの接続はこのユーザ名とパスワードを使用します。

サーバ情報の変更

以下の手順で[変更]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を変更します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。[リモート開発]ページが表示されます。
  3. [リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を変更するサーバ名を選択し、[変更]ボタンを選択します。[変更]ダイアログボックスが表示されます。

サーバ情報の削除

以下の手順でサーバ情報を削除します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。[リモート開発]ページが表示されます。
  3. [リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を削除するサーバ名を選択し、[削除]ボタンを選択するとサーバ情報が削除されます。

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