NetCOBOL Studio 使用手引書
|
目次
索引

|
9.1 リモート開発の流れ
新規にサーバで動作するプログラムを開発する、あるいは既にWindowsシステムで稼働しているCOBOLプログラムをサーバ側シテスムに移植するために、リモート開発を適用する場合の開発手順について説明します。
- プログラミング(ソース、登録集、定義体、オーバレイ)
COBOLソースを始めとする各種プログラム資産をローカルPC上で作成・更新します。
- COBOLソースプログラム
- COBOL登録集原文(COPY句)
- 画面帳票定義体
- オーバレイパターン
この際、作成・更新するプログラム資産をNetCOBOL StudioのCOBOLプロジェクトに登録します。この登録情報を元にサーバ側での翻訳・リンク用のメイクファイルを生成することができます。
NetCOBOL Studioを使用して、作成・更新したプログラム資産を翻訳・リンクします。この作業は、次のような目的で行います。
- 作成したプログラム資産に誤りや矛盾がないことをまず確認する。
- NetCOBOL Studioに登録したプログラム資産の依存関係をチェックする。
- 単体テスト用の実行形式プログラムを作成する。
ローカルPCで翻訳・リンクしたプログラムを使用して、そのプログラムに閉じた範囲の機能をテストします。NetCOBOLの提供するデバッグ機能用の翻訳オプション (CHECK、COUNT、TRACE)とNetCOBOL StudioのCOBOLデバッガを使用して、ローカルPC上でプログラムの誤りを発見することができます。
ローカルPC上で翻訳・リンクしたプログラムはサーバ側では動作しません。このため、ローカルPC上で作成・更新したプログラム資産をサーバへ転送して、サーバ側のNetCOBOLを用いて、改めて翻訳・リンクします。
このために必要となる、以下の操作はNetCOBOL Studioで提供されます。
- プリコンパイラ連携
- メイクファイル生成
- リモートビルド
ただし、これら機能を使用するに先立って、
が必要となります。
ローカルPC上で作成・更新したプログラム資産のサーバへの転送は、メイクファイル生成、リモートビルドの実行時に自動的に行われます。
サーバ側で翻訳・リンクしたプログラムのデバッグは、NetCOBOL Studioから呼び出される対話型デバッガによりリモートデバッグします。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007