Symfoware Active DB Guard 運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 異常時の運用> 4.9 複写先システムのRERUNログ抽出の異常> 4.9.9 RERUNログ抽出実行時の等価性コピーの異常

4.9.9.1 等価性コピー異常時にRERUNログ抽出が正常終了した場合

RERUNログ抽出は正常終了したが、等価性コピーに異常が発生した場合は、ディスコネクション状態になっている可能性があります。

等価性コピーの異常原因調査およびリカバリを実施した後、コネクション再開処理を行ってください。

■操作の手順

■複写先システム

  1. 等価性コピーに異常が発生した場合、異常原因を通知するメッセージが出力されます。等価性コピーの異常発生を通知するメッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20090u:ストレージ管理製品のコマンドでエラーが発生しました'
    ストレージ管理製品コマンドのエラーメッセージ'
  2. RERUNログ抽出の正常終了と等価性コピーの失敗を確認します。

    rdb: INFO: qdg20033i:RERUNログの抽出が完了しました RLC通番='RLC通番' RLP名='RLP名'
    rdb: WARNING: qdg20366w:等価性コピーの操作に失敗したボリュームがあります RLP名='RLP名'
  3. ACMコマンドのエラーメッセージから異常原因を調査し、原因を取り除いてください。

  4. rdbbcrlpコマンドを実行して、RLPのリモートコピー状態を表示します。ディスコネクション状態(Connection:disconnection)で、ディスコネクション原因がACMの異常(DisconnectCause:acm-error)であることを確認します。

    $ rdbbcrlp -V -R -p RLP名 

    表示例

    $ rdbbcrlp -V -R -p rlp001
    
    RLPname              : rlp001
    Connection           : disconnection
    DisconnectCause      : acm-error
    
    Id      RECstatus    Stat        OwnPath      OtherPath
    RLM-S   normal       equivalent  /dev/blockdev1@SRC-SV  /dev/blockdev2@TARG-SV
    RLM-R   normal       equivalent  /dev/blockdev2@SRC-SV  /dev/blockdev1@TARG-SV
    rlc001  normal       equivalent  /dev/blockdev3@SRC-SV  /dev/blockdev3@TARG-SV
    rlc002  normal       replicated  /dev/blockdev4@SRC-SV  /dev/blockdev4@TARG-SV
    rlc003  normal       equivalent  /dev/blockdev5@SRC-SV  /dev/blockdev5@TARG-SV
  5. 両システムでrdbbcconコマンドを実行した後、両システムのコネクション状態を確認します。

    $ rdbbccon -p RLP名

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007