Symfoware Active DB Guard 解説書
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付録B リモートコピー機能の書き込みモードについて

リモートコピー機能には同期モードと非同期モードの2つの方式があり、Active DB Guardでは、利用者業務の運用の実行性能やデータロストの許容量などの要件にあわせて、どちらかを選択します。

以下にリモートコピー機能の2つの方式について説明します。

[図:同期モードのディスク書き込み処理の概要]

[図:非同期モードのディスク書き込み処理の概要]

■同期・非同期モードの選択方法

以下に同期・非同期モードの選択方法を説明します。

[表:同期・非同期モードの特長]

設定モード

特徴

説明

RERUNログ取得

ストレージ

利用者業務への影響

データ

ロスト量

同期
モード

同期

同期

あり

なし

データロストが許されない場合に選択します。トラフィックが高い場合やネットワーク性能が低い場合のオンライン性能への影響について特に注意が必要です。

非同期モード

非同期

非同期

なし

RERUNログ取得時のロスト量+ストレージのロスト量

(注1)

若干のロストよりもオンライン性能を優先させる場合に設定します。トランザクション内でRLCへのRERUNログ書き込みを非同期処理するため、業務への影響はほとんどありません。(注2)

注1)目安として、RERUNログのロスト量は1秒未満の範囲で書き込まれたデータ量です。

注2)ネットワークのトラフィックが高負荷になる場合は、運用の要件にあわせた設計が必要です。設計については、“設計・セットアップガイド”を参照してください。


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