Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
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第4部 導入(応用編) | > 第10章 しきい値を定義する |
本ファイルの格納場所は以下のとおりです。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\alertconfig.txt |
/etc/opt/FJSVssqc/alertconfig.txt |
上記ファイルを以下の定義方法に従って編集してください。
上記格納場所にファイルを配置した後、本製品の定期チェック(5分間隔)により、そのファイルの存在が確認されると、自動的に取り込まれ定義内容が反映されます。したがって、ファイルの編集は別の場所で実施して、定義作業が完了した後に上記格納場所に配置してください。
本ファイルは、CSV形式のファイルです。しきい値監視する項目ごとに一行ずつ定義します。
カラム位置 |
説明 |
---|---|
1 |
しきい値監視ID。一行毎にユニークなIDをつけてください。 |
2 |
監視する項目の「レコード番号」。レコード番号の値は下表を参照ください。 |
3 |
監視する項目の「フィールド名」+「レコード番号」。 例)レコード番号が1052のフィールド名usrprocを監視する場合は、"usrproc1052" を指定します。 フィールド名およびレコード番号の値は下表を参照ください。 |
4 |
監視するリソースのリソースIDを定義します。 リソースIDは、コンソールのドリルダウン表示で、対象ノードのコンテンツを表示することで、"リソースID" カラムから調べることができます。 また、リソースIDにはワイルドカードが使用できます。 例)リソースIDが"aaabbbccc"の場合、"aaabbbccc", "aaa*", "aa?bb?cc?", "???bbb???", "[abc]aa[abc]bb[abc]cc"などの指定が合致します。 |
5 |
通知する監視項目の名前を定義します。 |
6 |
しきい値監視を行う時間帯の開始時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。省略することはできません。 |
7 |
しきい値監視を行う時間帯の終了時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。省略することはできません。なお、24時間監視する場合は、開始時刻、終了時刻とも"00:00:00"を指定してください。 |
8 |
基準のサンプリング回数のうち、何回しきい値超えが発生した場合にアラーム通知するかという、しきい値超え発生回数(N)を定義します。 |
9 |
アラーム通知判定の基準のサンプリング回数(M)を定義します。なお、サンプリング回数の最大数は9、最小数は1です。1以上9以下の整数を定義してください。また、サンプリング回数が1の場合は、しきい値越え発生回数には1を定義してください。 なお、しきい値超え発生回数とサンプリング回数は、N >= M/2の関係になるよう定義してください。 |
10 |
警告(warning)しきい値 |
11 |
異常(error)しきい値 |
12 |
">" か "<" を定義します。 ">" - CPU使用率など、値が大きくなった場合にアラーム通知する場合。 "<" - 空きメモリ量など、値が小さくなった場合にアラーム通知する場合。 |
分類 |
レコード番号 |
フィールド名 |
項目の説明 |
---|---|---|---|
Processor |
1052 |
usrproc |
ユーザモードにおけるCPU使用率。 |
sysproc |
システムモードにおけるCPU使用率。 |
||
intproc |
Unix:IO完了待ち時間。 Windows:IO中断待ち時間。 |
||
totproc |
合計CPU使用率。 |
||
Memory |
1053 |
freemem |
空きメモリ。 |
pagins |
ページイン数。 |
||
pagflts |
ページフォルト数。 |
||
swapused |
使用中のスワップまたはページファイル数の割合。 |
||
pagouts |
ページアウトされたページ数。 |
||
Disk |
1054 |
dskreads |
ディスクからの読み込み回数。 |
dskwrits |
ディスクへの書き込み回数。 |
||
kbread |
キロバイト単位でのディスクからの読み込み回数。 |
||
kbwritn |
キロバイト単位でのディスクへの書き込み回数。 |
||
dsksrvctim |
Read/Writeのサービス時間。 |
||
dskwaittim |
Read/Writeの待ち時間。 |
上記の表に示した情報は、コンソールのモニタ画面に表示される、OSに関するリソース情報です。しきい値監視では、上記以外の項目を監視することもできます。その場合は、「第23章 データフォーマット」を参照して、該当するレコード番号とフィールド名を指定してください。
以下にalertconfig.txtの定義例を示します。
1, 1052, usrproc1052, Total, UserCPU, 00:00:00, 00:00:00, 1, 1, 80, 95, > 2, 1052, sysproc1052, *, SysCPU, 00:00:00, 00:00:00, 1, 1, 80, 95, > |
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