Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2
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第1部 概要> 第2章 製品アーキテクチャ

2.5 Proxy Manager

Proxy Managerには、Agentが送信する情報、Browser Agentが送信するエンドユーザレスポンス情報、Proxy Manager自身が収集するサービス稼動情報が一時的に集められます。最終的には、Managerに情報を送信しなくてはならないため、一種のAgentとして動作します。

したがって、ディレクトリ構成は、Agentと同じ形になりますが、Troubleshootディレクトリは使用されません。

■DsaForwarder/ DsaForwarder_sumディレクトリ

Managerに送信するデータを、一時的に保持しておくためのディレクトリです。

Managerとの通信が途絶えた場合、通信が再開されるまでは、このディレクトリ配下にデータが蓄積されることになります。

不通の状態が長く続くと、未送信データでディスクが圧迫されます。ディスクの空き量が少なくなると、ワーニングイベント、エラーイベントを出力し、最後にAgentは動作を停止します。

ただし、未送信データのファイル数が一定量(約30000ファイル)を超えた場合、DISKの使用量を抑えるために、60分間隔で日付の古いファイルから自動的に削除します。ファイルが削除された場合、削除した期間の性能データに抜けが発生します。

蓄積されたファイルが不要となり、手動で削除したい場合は、以下の手順で削除してください。

[対処手順]

  1. Proxy Managerのサービス/デーモンを停止します。

    サービスの停止については「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

  2. Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレスを確認します。

    確認方法については「21.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレスの変更」を参照してください。

  3. Managerのサービス/デーモンが起動しているかを確認します。

    サービスの起動確認については「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

  4. DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリ内のファイルを退避/削除します。

    DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリは削除しないでください。

  5. Proxy Managerのサービス/デーモンを起動します。

    サービスの起動については「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder_sum

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder_sum


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