Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 Systemwalker Operation Managerの動作環境を定義する> 2.5 複数サブシステム運用の定義

[EE/GEE]
2.5.1 サブシステム環境の作成

■概要

単一のSystemwalker Operation Managerサーバ上で、複数のサブシステムを起動する場合に、複数サブシステム運用の環境を作成します。

■定義方法

複数サブシステム運用を実施するサーバ上で、以下のコマンドを実行します。コマンドは、Administratorsグループに所属したユーザで“オペレーティングシステムの一部として機能”の権限を所有しているユーザまたはスーパーユーザが実行してください。

◆【Windows版の場合】

createsubsystem.exe -sys サブシステム番号 サービス起動アカウント名


◆【UNIX版の場合】

createsubsystem.sh -sys サブシステム番号

注1)
コマンドは以下に格納されています。

Windows版: Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin
UNIX版:/opt/FJSVJMCMN/bin

注2)
サブシステム番号は1〜9の間の数字を指定します。
注3)
サービス起動アカウント名は、作成するサブシステムのサービスを起動するアカウントを指定します。(本製品インストール時に指定したアカウントを推奨)

createsubsystemコマンドを実行することにより、サブシステムが使用するジョブスケジューラのデータベースディレクトリおよびジョブ実行制御のスプールディレクトリが作成されます。Windows版では、ジョブ実行制御のスプールディレクトリが作成される際に、[運用情報の定義]ウィンドウ-[クラスタ設定]シートの[スプールディレクトリ]で指定された情報は複写されません。

サブシステム番号が0のサブシステムが使用するデータベースディレクトリおよびスプールディレクトリは、Systemwalker Operation Managerの導入時に自動的に作成されます。

createsubsystemコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバ同士を連携してジョブを投入する場合の注意事項

複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバ同士を連携してジョブを投入する場合、すなわち複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバから複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバにネットワークジョブを依頼するような場合は、連携するすべてのSystemwalker Operation Managerサーバで同じサブシステム環境を作成する必要があります。

連携するすべてのSystemwalker Operation Managerサーバで、使用するサブシステム番号は同一にし、サブシステム環境を作成してください。


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