Netcompo WAN制御 説明書
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上へ付録B コンソールメッセージ

B.3 Q.931コンソールメッセージ

ISDNのQ931ドライバが出力するエラーメッセージ、詳細コード、理由表示コードを示します。

[エラーメッセージ一覧]

エラーメッセージ 原因 対処
Q931:0001:Can't allocalte
STREAM resource
ストリーム資源の獲得に失敗しました。 頻発する場合、当社技術員にご連絡ください。
Q931:0101:Recovered.
STREAM resource
allocation is succeeded
ストリーム資源が獲得できるようになりました。 不要です。
Q931:0002:Can't allocate
System resource. %s failed
アダプタメモリ獲得に失敗しました。 頻発する場合、当社技術員にご連絡ください。
Q931:0005:Unrecognizable
type of STREAM message is
rejected
未サポートまたは未定義のストリームメッセージを受け付けました。 ストリーム環境の定義を確認してください。
Q931:0006:Unrecognizable
network primitive is
recieved
未定義のプリミティブを受け付けました。
Q931:2001:Data-link
stopped : Code = 0x%x,
detail code = 0x%x : %sQ931:2001:Signal Data-link stopped : Code = 0x%x,
detail code = 0x%x : %s
呼制御ラインの物理層の活性化に失敗しました。コード、詳細コードが表示されます。 ケーブル、およびDSUとの接続を確認してください。
Q931:2004:Datalink
connection failed on Signal datalink :
code = 0x%x, detail code =
0x%x : %s
呼制御ラインのデータリンクの接続に失敗しました。 ケーブル、およびDSUとの接続を確認してください。固定TEIの契約をしている場合は、同じTEI番号を持つ端末が、同一DSUに2台以上接続されていないことを確認してください。
Q931:2006:Signal datalink
error. Datalink
disconnected :code = 0x%x,
detail code = 0x%x : %s
呼制御ラインのデータリンクが切断されました。コード、詳細コード、ライン名が表示されます。
Q931:2007:Connection was
released Code = 0x%x
Detail = 0x%x Id = 0x%x
Reason = 0x%x Originator
= %d : %s
呼制御により通信が切断されました。エラーコード、詳細コード、呼ID、理由表示、生成源、ライン名が表示されます。 別表を参照し、コードに対応した対処をしてください。
Q931:2008:Line busy Code =
0x%x Detail = 0x%x : %s
1枚のアダプタで64Kbps以外の速度の回線交換を同時に2回線使用しようとしたか、同時に3本以上のBチャネルを使用しようとしました。 頻発する場合、運用形態に問題があります。運用形態を見直してください。
Q931:2010:Connection
refused Code = 0x%x
Detail = 0x%x Id = 0x%x
Reason = %d Originator
= %d : %s
発信/着信処理中に異常が発生し、正しく相手と接続できませんでした。エラーコード、不当内容、呼IDおよび発生ライン名を表示します。 コードに対応した対処をしてください。
Q931:2011:Can't call.
Signal link has been
stopped Code = 0x%x
Detail = 0x%x Reason = %d
: %s
呼制御ラインのデータリンクが停止状態です。 当メッセージが出る以前に、"Q931:2001"のメッセージが出ているはずですので、そちらの対処を参照してください。
Q931:2012:Connection was
released. Signal link
error Code = 0x%x Detail =
0x%x Reason = %d : %s
呼制御ラインのデータリンクで異常が発生したため、通信を切断しました。 当メッセージが出る以前に、"Q921"のメッセージが表示されているはずですので、そちらの対処を参照してください。
Q931:2020:Connection
recovered. Signal link is
connected successfully:
%s ( %s )
呼制御ラインが正常に戻りました。 特に必要ありません。
Q931:4001:HARD ERROR:
Signal datalink error :
Code = 0x%x Detail = 0x%x
: %s
呼制御ラインでハードエラーを検出しました。 ISDNアダプタを交換してください。
Q931:6001:Account information.
Account = %d line name = %s
回線交換時の回線使用料金を、使用した上位ライン名と共に通知します。 不要です。

[エラーコード一覧]

メッセージ

Code

原因

2001/2002/2004/2006

X`61XX'

レイヤ1ハードエラー通知

X`5110'

レイヤ1エラー通知

X`5132'

レイヤ1エラー通知

X`5111'

レイヤ2エラー通知

X`5133'

レイヤ2エラー通知

2007/2010

X`5212'

呼制御レイヤDISC受信(注)

X`5213'

呼制御レイヤREL受信(注)

X`5214'

呼制御レイヤREL COMP受信(注)

X`5215'

呼制御レイヤREST受信(注)

X`5216'

呼制御SETUP送信リトライアウト

X`5217'

呼制御CONN送信リトライアウト

X`5218'

呼制御タイムアウト発生

2008

 

ラインビジーエラー通知(空チャネルがない)

2011/2012

 

呼制御ライン異常状態

4001

X`6131'

呼制御ライン異常状態

(注)理由コード(Reason)が有効です。詳細は理由表示コード一覧を参照してください。

[理由表示コード一覧]

理由コード(Reason) 意味 対処方法
0001 番号なし 番号の確認をした後かけ直してください。
0002 中継線ルートなし
0003 相手ルートなし
0004 回線使用中 しばらくしてからかけ直してください。
0016 正常切断  
0017 相手使用中 しばらくしてからかけ直してください。
0018 相手応答なし 相手装置の異常。相手装置が復旧してからかけ直してください。
0019 相手呼び出し中、応答なし しばらくしてからかけ直してください。
0021 相手通信拒否 相手装置の異常。相手装置が復旧してからかけ直てください。
0022 相手番号変更 番号を確認してからかけ直してください。
0026 選択されなかったユーザの切断復旧 本機より先に、別のISDN機器が着信処理を完了させたため、本機の着信処理が切断終了しました。同一DSU配下に接続されているISDN機器の設定を確認してください。サブアドレスの設定(回線交換の場合はダイレクトダイヤルイン契約でも可)がない場合、着信処理は早いもの勝ちになります。
0027 相手故障中 相手装置の異常。相手装置が復旧してからかけ直してください。
0028 無効の番号 番号の確認をした後かけ直してください。
0029 ファシリティ拒否 当社技術員にご連絡ください。
0033 網故障 しばらくしてからかけ直してください。
0034 利用可回線/チャネルなし しばらくしてからかけ直してください。再発信で接続できない場合は網側の問題と考えられます。
0038 網障害
0041 一時的故障
0042 交換機輻輳
0043 アクセス情報破棄
0044 要求チャネル利用不可
0047 その他の網輻輳クラス
0049 QOS利用不可 NTTとの契約内容を確認ください。
0050 要求されたファシリティ不可
0057 伝達能力不許可
0058 現在利用不可の伝達能力
0063 その他のサービス利用不可
0065 未定義伝達能力を指定した 当社技術員にご連絡ください。
0067 未定義チャネル種別を指定した
0070 制御ディジタル情報のみ可能
0079 その他のサービス未提供
0081 無効の呼番号を使用した
0082 無効のチャネル番号を指定した
0088 端末の属性が不一致 パラメタを再確認してください。
0091 無効の中継網を選択した 当社技術員にご連絡ください。
0095 その他の無効メッセージ
0096 必須情報要素不足 当社技術員にご連絡ください。
0097 メッセージ種別未定義
0098 呼状態とメッセージ不一致 伝送路上で電文が失われたか、または、網が異常です。まず、ケーブルが確実に接続されているか、確認してください。ケーブルに異常がなく、かつ、頻発する場合は、当社技術員にご連絡ください。
0099 情報要素が未定義
0100 情報要素の内容が無効
0101 呼状態とメッセージ不一致
0102 タイマ満了の回復
0111 その他の手順誤り

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