Netcompo WAN制御 説明書
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上へ第9章 起動・停止・障害時の対応

9.3 トレース

トレースは、保守用の機能です。トレースを使用した場合、CPU負荷が高くなり、性能が低下します。

9.3.1 ドライバトレースの開始

以下の形式でトレースを開始します。

image

-k

ドライバのトレース種別およびライン名を指定します。IPCOドライバの場合、ライン名の代りにインタフェース名を指定します。全ライン(インタフェース)のトレースを採取したい場合は、ライン名(インタフェース名)の部分にall_lineと指定してください。
指定可能なトレース種別は次の“表9.1 トレース種別一覧”を参照してください。

-a

全データを採取する場合に指定します。省略した場合は、データの32バイトだけ採取します。

-m

主記憶領域に採取するトレースバッファのサイズを、キロバイト単位で8〜256の範囲で指定します。指定がない場合は、8Kバイトです。

-b

ロギングファイルの最大サイズをキロバイト単位で9〜1000の範囲で指定します。指定がない場合は、トレースバッファ長です。

[表9.1 トレース種別一覧]

ドライバ名

トレース種別

IPCO

ipco

NLCO

nlco

HDLC

hdlc

Q921

q921

Q931

q931

WPCD

wpcd

SCIO

scio

ISIO

isio

9.3.2 ドライバトレースの停止

以下の形式でトレースを停止します。

image

-k

ドライバのトレース種別およびライン名を指定します。起動時に指定したものと同一のトレース種別とライン名を指定してください。

9.3.3 ドライバトレースの出力

以下の形式でトレース結果を標準出力へ出力します。

image

-k

ドライバのトレース種別およびライン名を指定します。起動時に指定したものと同一のトレース種別とライン名を指定してください。

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