Netcompo WAN制御 説明書
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上へ第9章 起動・停止・障害時の対応

9.2 TCP/IPの起動・停止・状態表示

9.2.1 起動

X.25またはHDLC上でTCP/IPを起動する方法について説明します。

ここでは、環境構築の各章で説明されている環境が定義されていることを前提として説明します。

TCP/IPの起動は、システム立ち上げ時に自動的に行われます。

システムが立ち上がる場合に、/etc/opt/FJSVwan/usr/bin/waninitスクリプトが次の形式で呼び出されることにより、TCP/IPの起動処理を行います。

/sbin/sh /etc/opt/FJSVwan/usr/bin/waninit start

9.2.2 停止

X.25またはHDLCを使用したTCP/IPの停止方法について記述します。

TCP/IPの停止は、システムが停止する場合に自動的に行われます。

システムが停止する場合に、/etc/opt/FJSVwan/usr/bin/waninitスクリプトが次の形式で呼び出されることにより、TCP/IPの停止処理を行います。

/sbin/sh /etc/opt/FJSVwan/usr/bin/waninit stop

9.2.3 状態表示

TCP/IPが使用している各プロトコルの状態は、netstat(1M)コマンド、/etc/opt/FJSVwancm/usr/bin/nwstatコマンドおよび/etc/opt/FJSVwan/usr/bin/dispipconsコマンドにより確認することができます。

netstat(1M)コマンドの詳細についてはオンラインマニュアルを参照してください。

nwstatコマンドおよびdispipconsコマンドの詳細については、“付録A コマンドリファレンス”を参照してください。また、nwstatコマンドの表示例は、“9.1.3状態表示”を参照してください。

以下にnetstatコマンドを使用した場合の例を示します。

image

[図9.2 netstatコマンド使用例]

以下にdispipconsコマンドを使用した場合の例を示します。

image

[図9.3 dispipconsコマンド使用例]


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