Netcompo WAN制御 説明書 |
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lconfigファイルは、アダプタごとの制御情報を定義するものです。
ネットワーク活性化時に、isdnconfigコマンドから参照されます。
エントリの形式を以下に示します。
各設定情報は、すべて定義必須です。各設定情報を説明します。
数字付きの項目以外は、上記の標準値を指定してください。また、パラメタの詳細は、“付録C.2 ISDNパラメタリファレンス”を参照してください。
注意
アダプタ名の直後は、スペースかタブで区切って記述してください。先頭のインタフェース種別以外の各設定は、":"で区切って記述してください。また、パラメタ値とその次の":"については1行内に納めてください(改行してはいけません)。
アダプタ記述は定義するアダプタ枚数分記述する必要があり、記述と記述の間は改行してください。
行の先頭についてはスペース、タブは設定可能ですが、行中のスペース、タブは設定できません。また、行の終わりはスペースまたはタブとせず、":"で改行してください。
コメント行は、行の先頭またはスペース、タブを入力後、"#"を記述してください。ただし、パラメタ記述行内にコメントを記述してはなりません。
PIBBのアダプタ名を記述します。
すでにlconfigファイルに定義されているアダプタ名は設定できません。
各チャネルライン名を記述します。
b1lin
B1チャネルライン名を記述します。
以下に例を記述します。
b2lin
B2チャネルライン名を記述します。
以下に例を記述します。
dlin
Dチャネルライン名を記述します。
以下に例を記述します。
dsclin
呼制御チャネルライン名を記述します。
以下に例を記述します。
本ライン名の番号は、"d02"です。
dpslin
Dチャネルパケットライン名を記述します。
以下に例を記述します。
本ライン名の番号は、"d12"です。
通信形態を指定します。ISDN網との契約形態と合わせてください。
m:マルチポイント
p:ポイントツーポイント
TEI値を指定します。TEIの自動割り当てを行わない場合は0〜63の範囲で指定します。
ISDN網の契約と合わせてください。
また、自動割り当てを行う場合には@を指定します。
通信形態で"ポイントツーポイント"を設定した場合は0を指定しなければなりません。
各チャネルの接続の種別を指定します。
spcb1
B1チャネルをパケット交換指定クラスで使用する場合の一般接続、固定接続の種別を指定します。
0:回線交換、回線交換パケットまたはパケット交換任意クラス
1:指定クラス一般接続
2:指定クラス固定接続/高速ディジタル伝送サービスIインタフェース使用時
以下に例を記述します。
spcb2
B2チャネルをパケット交換指定クラスで使用する場合の一般接続、固定接続の種別を指定します。
0:回線交換、回線交換パケットまたはパケット交換任意クラス
1:指定クラス一般接続
2:指定クラス固定接続
以下に例を記述します。
spcd
Dチャネルをパケット交換指定クラスで使用するかどうかを指定します。
0:パケット交換任意クラス
2:指定クラス固定接続
以下に例を記述します。
ただし、上位ライン定義(uconfigファイル)においてPVC指定がなされている場合、使用通信チャネルライン名に該当するチャネル(B1/B2/Dのいずれか)については2でなければなりません。
uconfigファイルの回線種別が“psd”(Dチャネルパケット交換)の場合、使用通信チャネルライン名にて指定されたDチャネルの“spcd“に“1”は設定できません。
なお、高速ディジタル伝送サービスIインタフェース使用時は次のように指定します。
B1、B2共にuconfigファイルの回線種別が"psb"(Bチャネルパケット交換)の場合、以下のパターンが設定できません。
Bチャネルパケット交換での運用可能な形態を、以下に示します。
備考
パケット交換運用時に1チャネルでのvc、pvcの混在については未サポートです。
回線交換運用時の料金通知メッセージ表示の有無を指定します。ただし、パケット交換については当パラメタは意味を持ちません。通常、noを指定してください。
yes:料金通知メッセージ表示を行います。
no:料金通知メッセージ表示を行いません。
Dチャネルパケットで使用するネットワークIDを指定します。
必ず"1"を設定してください。
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