Netcompo WAN制御 説明書 |
目次
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ライン(=デバイス)ごとのパス・デフォルト制御情報を定義します。
ネットワーク活性化時にコマンドから参照されます。
このファイルは定義が必須です。必ず定義を行ってください。
このファイルには、各パラメタの標準値は定義されていません。
通信形態に合わせた設定を行ってください。
ここでは、エントリを含め、使用するライン名をpc2c-00-l00とした定義例を示します。
また、数字付きのパラメタは最小限の変更を行う必要があるパラメタです。
なお、説明していないパラメタの内容については、“付録C.4 X.25パラメタリファレンス”を参照してください。
以下にパラメタについて説明します。
ライン名を指定します。
ライン名はHDLCで定義したライン名を指定してください。
CRパケットに自局番号を挿入するかしないかを指定します。
標準値は"1"です。
0 :CRパケットに自局番号を挿入しません。 1 :CRパケットに自局番号を挿入します。
CAパケットに自局番号を挿入するかしないかを指定します。
標準値は"0"です。
0 :CAパケットに自局番号を挿入しません。 1 :CAパケットに自局番号を挿入します。
CAパケットに相手局番号を挿入するかしないかを指定します。
標準値は"0"です。
0 :CAパケットに相手局番号を挿入しません。 1 :CAパケットに相手局番号を挿入します。
発呼時、ファーストセレクトを要求するかしないかを指定します。
標準値は"0"です。"1"は未サポートのため、設定しないでください。
0 :発呼時、ファーストセレクトを要求しません。 1 :発呼時、応答制限有りファーストセレクトを要求します。 2 :発呼時、応答制限無しファーストセレクトを要求します。
CR/CAパケットのDビットを指定します。
標準値は"0"です。
0 :CR/CAパケットのDビットを0にします。 1 :CR/CAパケットのDビットを1にします。
VC接続でスループットクラスネゴシエーション使用可能時、およびPVC接続時に有効な、送信側のスループットを次の値で指定します。
VC接続時、/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/configで指定した送信デフォルトスループットクラス(sthrput)を超えた値を指定しないでください。
スループットクラスネゴシエーションを使用していない場合は、"0"を設定してください。
PVC接続では、加入時に選択した値を指定してください。
0 :75bps 1 :150bps 2 :300bps 3 :600bps 4 :1200bps 5 :2400bps 6 :4800bps 7 :9600bps 9 :19.2Kbps 10 :48Kbps
VC接続でスループットクラスネゴシエーション使用可能時、およびPVC接続時に有効な、受信側のスループットを指定します。
VC接続時、/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/configで指定した受信デフォルトスループットクラス(rthrput)を超えた値を指定しないでください。
スループットクラスネゴシエーションを使用していない場合は、"0"を設定してください。
PVC接続では、加入時に選択した値を指定してください。
0 :75bps 1 :150bps 2 :300bps 3 :600bps 4 :1200bps 5 :2400bps 6 :4800bps 7 :9600bps 9 :19.2Kbps 10 :48Kbps
VC接続でパケットサイズネゴシエーション使用可能時、およびPVC接続時の有効な、送信側パケットサイズを次の値で指定します。
VC接続時、パケットサイズネゴシエーションを使用していない場合は、"0"を設定してください。
PVC接続では、加入時に選択したデフォルトパケットサイズ値を指定してください。
0 :128バイト 1 :256バイト 2 :512バイト 3 :1024バイト 4 :2048バイト 5 :4096バイト
VC接続でパケットサイズネゴシエーション使用可能時、およびPVC接続時に有効な、受信側パケットサイズを指定します。
VC接続時、パケットサイズネゴシエーションを使用していない場合は、"0"を設定してください。
PVC接続では、加入時に選択したデフォルトパケットサイズ値を指定してください。
0 :128バイト 1 :256バイト 2 :512バイト 3 :1024バイト 4 :2048バイト 5 :4096バイト
VC接続でウィンドウサイズネゴシエーション使用可能時、およびPVC接続時の有効な、送信側ウィンドウサイズを指定します。
VC接続時、ウィンドウサイズネゴシエーションを使用していない場合は、"0"を設定してください。
PVC接続では、加入時に選択した値を指定してください。
1〜7 :モジュロ8指定時 1〜15 :モジュロ128指定時
VC接続でウィンドウサイズネゴシエーション使用可能時、およびPVC接続時の有効な、受信側ウィンドウサイズを指定します。
VC接続時、ウィンドウサイズネゴシエーションを使用していない場合は、"0"を設定してください。
PVC接続では、加入時に選択した値を指定してください。
1〜7 :モジュロ8指定時 1〜15 :モジュロ128指定時
データ送信後、送達確認を受信するまでの最大待ち時間を“X.25プロトコル使用時のタイムコード表”から参照し、設定してください。
標準値は"1b"(180秒)です。
なお、本パラメタに"00"を設定すると時間監視なしとなります。
X.25プロトコル使用時のタイムコード表
タイムコード |
時間 |
タイムコード |
時間 |
00 |
0秒、または 時間監視なし |
10 |
8秒 |
11 |
10秒 |
||
01 |
50ms |
12 |
20秒 |
02 |
100ms |
13 |
25秒 |
03 |
200ms |
14 |
30秒 |
04 |
250ms |
15 |
40秒 |
05 |
300ms |
16 |
50秒 |
06 |
500ms |
17 |
60秒 |
07 |
900ms |
18 |
70秒 |
08 |
1秒 |
19 |
100秒 |
09 |
1.2秒 |
1a |
120秒 |
0a |
1.5秒 |
1b |
180秒 |
0b |
2秒 |
1c |
200秒 |
0c |
3秒 |
1d |
240秒 |
0d |
− |
1e |
360秒 |
0e |
4秒 |
1f |
− |
0f |
6秒 |
|
|
割り込みデータ送信後、送達確認を受信するまでの最大待ち時間を“X.25プロトコル使用時のタイムコード表”から参照し、設定してください。
標準値は"1b"(180秒)です。
なお、本パラメタに"00"を設定すると時間監視なしとなります。
相手局でビジィ状態が発生し、ビジィが解除されるまでの監視時間を“X.25プロトコル使用時のタイムコード表”から参照し、設定してください。
標準値は"1b"(180秒)です。
なお、本パラメタに"00"を設定すると時間監視なしとなります。
定義するパスがVC接続か、またはPVC接続かを指定します。
必ずどちらかを選択してください。
なお、VC接続とPVC接続が混在する場合は"vc"を設定します。PVC接続のパスについては、必ず/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/optionsの定義を行い、論理チャネルタイプを指定してください。
vc :当パスはVC接続です。 pvc :当パスはPVC接続です。
PVC接続の場合に、加入時に選択した論理チャネル番号を16進数4桁で指定します。
VC接続の場合は、"0"を設定してください。なお、PVC接続のパスについては、必ず/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/optionsの定義を行い、論理チャネル番号を指定してください。
CRパケットに対するCCパケットの応答待ち時間を“X.25プロトコル使用時のタイムコード表”から参照し、設定してください。
標準値は"1c"(200秒)です。
ITU勧告X.25において、T21を意味しています。
なお、本パラメタに"00"を指定した場合は、0秒でタイムアウトとなるので、注意が必要です。
CQパケットに対するCFパケットの応答待ち時間を“X.25プロトコル使用時のタイムコード表”から参照し、設定してください。
標準値は"1b"(180秒)です。
ITU勧告X.25において、T23を意味しています。
なお、本パラメタに"00"を指定した場合は、0秒でタイムアウトとなるので、注意が必要です。
RQパケットに対するRFパケットの応答待ち時間を“X.25プロトコル使用時のタイムコード表”から参照し、設定してください。
標準値は"1d"(240秒)です。
ITU勧告X.25において、T22を意味しています。
なお、本パラメタに"00"を指定した場合は、0秒でタイムアウトとなるので、注意が必要です。
CQパケットリトライ回数を指定します。
指定可能範囲は、"1"〜"ff"(16進)です。標準値は"1"です。
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