Netcompo WAN制御 説明書

4.3 /etc/opt/FJSVwan/etc/hdlc/parameters

ライン（デバイス）ごとのパス制御情報を定義します。このファイルの定義は省略できません。

また、各パラメタの標準値は定義されていません。通信形態に合わせた設定を行ってください。

ここでは、使用するライン名をpc4a-00-l00とpc4a-00-l01とした定義例を示します。

エントリの形式を以下に示します。

数字がついているパラメタは、接続環境に合わせて必ず変更を行わなければならないパラメタです。

説明していない他のパラメタの内容については、“付録C.3 HDLCパラメタリファレンス”を参照してください。

4.3.1 line_name

ライン名（デバイス名）を指定します。

例えば、アダプタ名がpc4a-00で、アダプタのコネクタ番号が0の場合、本パラメタは“pc4a-00-l00”となります。

• シリアルポートで同期通信を行う場合、ライン名は“se_hdlcX”を指定し、シリアルポートにケーブルを接続してください。（Xは0から始まる通番で、例えばポートAは0、ポートBは1などです。）

4.3.2 lcall

物理回線に対して、発呼するか着呼するかを指定します。以下の設定値から指定してください。

　　　　out ：発呼指定します。

　　　　in  ：着呼指定します。

　　　　0   ：発着呼指定しません。

• 使用する回線タイプ（configファイルのltype）が、tel（加入電話回線）、i（ISDNインタフェース）またはcsx（DDX回線交換X.21インタフェース）の場合、物理回線の発着呼を指定します。
• 上記回線タイプ以外の場合、またはISDNインタフェースでパケット交換を使用する場合は必ず0を指定してください。