Symfoware Parallel Server 概説書
目次 索引 前ページ次ページ

第5章 データベースの運用

5.3 データベースの復旧

大量のユーザ資産を扱う大規模データウェアハウスでは、データベース操作中にトラブルが発生した場合、データベースへの被害を最小限に防いだり、壊れたデータベースを確実に復旧できる信頼性の高い機能が必要です。

Symfoware Parallel Serverでは、データベースのバックアップとログデーの収集により、高速なデータベースの復旧ができます。

ログ収集のファイルには、以下の2つがあります。

◆テンポラリログファイル

テンポラリログファイルには、データベースの更新履歴が収集されます。更新履歴には、データの更新前の情報と更新後の情報があり、トランザクションのロールバックやシステムダウン後のリカバリ処理に使用されます。

◆アーカイブログファイル

アーカイブログファイルは、トランザクションの更新履歴を、メディアリカバリに備えて保存するファイルです。

さらに、これらのログファイルの配置や、現在使用中のアーカイブログファイルの情報は、ログ管理ファイルで保持しています。

Symfoware Parallel Serverでは、ディスク破壊やシステムダウンなどからデータベースを復旧するために、以下の機能を備えています。


下へ5.3.1 メディアリカバリ
下へ5.3.2 ダウンリカバリ
下へ5.3.3 データ更新プログラムのアボートからの復旧

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006