Symfoware Parallel Server 概説書 |
目次
索引
![]() ![]() |
第1章 Symfoware Parallel Serverとは |
Symfoware Parallel Serverは、サーバ上で動作するサーバ機能と、Windows(R)のクライアント上で動作するクライアント機能の2つがあります。
Symfoware Parallel Serverのサーバ機能には、以下の機能があります。
データベースを作成する場合には、最初に表の形式を定義します。データベースの定義や創成の実行は、RDBコマンドを使用して行います。RDBコマンドを実行して、データベースを定義・創成する方法の詳細については、“RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。
データベースの保守・管理のための以下の機能があります。
データベースのデータをファイルへ出力
データベースの退避・復元
データベースの障害情報の取得
監査ログの取得
データベースの保守・管理のための機能の内容と、実行方法については、“RDB管理者ガイド”を参照してください。
表の操作には、検索、更新、格納および削除があり、SQL文を使用して行います。データ操作のSQL文は応用プログラムの中で使用します。
Symfoware Parallel Serverでは、以下のそれぞれのSQL文の実行を並行に行います。
単一行SELECT文
OPEN文
UPDATE文
DELETE文
INSERT文(問合せ指定あり)
データ操作のSQL文の使用方法については、“SQLビギナーズガイド”を参照してください。
サーバ機能を実現するSymfoware/RDB(以降、RDBと呼びます)とRDA-SVについて説明します。
リレーショナルデータベースを処理する機能です。扱うデータを行と列からなる二次元の表で表現し、管理および操作します。表によるシンプルな表現のため、データベースがわかりやすく、データ操作が容易です。また、処理が高速で、データ保証機能も充実しています。
クライアント側の各種ツールや応用プログラムから、サーバ側のRDBへのアクセスを行う、リモートデータベースプロセッサです。ODBCインタフェースに対応しています。
Symfoware Parallel Serverのクライアント機能には、以下の機能があります。
クライアント側の応用プログラムやExcel、AccessなどのツールからSymfowareデータベースをアクセスするためのインタフェースです。Symfoware APIには、以下があります。
データ操作を行うためのSQL文をC言語またはCOBOL言語に埋め込み、作成した応用プログラムから、Symfowareデータベースを高速にアクセスする機能です。
Javaを使ってSQL文を実行し、データベースを操作するためのAPIです。
JDBCドライバは、Javaのアプリケーションから、Symfowareデータベースにアクセスするためのインタフェースを提供します。
ODBCインタフェースに対応したExcel、Access、Visual Basicなどのパソコンツールから、データベースを操作するためのAPIです。ODOSは、高性能かつ省資源(サーバメモリ性能)を目的としたSymfoware Server専用のODBCドライバです。
Symfoware Parallel Serverの特長とそれを実現する主な機能の詳細について、“表:Symfoware Parallel Serverの機能一覧”に示します。
Symfoware Parallel Serverの特長 |
Symfoware Parallel Serverの主な機能 |
機能種 |
|
---|---|---|---|
SV |
CL |
||
セントラルデータウェアハウスに最適 |
Linkexpressとの連携によるデータの蓄積 |
○ |
|
Interstage Navigator Serverとの連携によるデータマート生成 |
○ |
○ |
|
RDA-SVによるクライアントからのサーバアクセス |
○ |
○ |
|
Symfoware API |
|
○ |
|
優れた大量データの高速処理 |
データベースの創成・追加更新 |
○ |
|
データベースのデータをファイルへ出力 |
○ |
|
|
データベースの退避・復元 |
○ |
|
|
データ操作言語(SQL)を使用した応用プログラムからの検索・更新・削除 |
○ |
|
|
信頼性の高いシステム運用 |
データベースの退避・復元 |
○ |
|
データベースの定義・変更・削除 |
○ |
|
|
データベース情報の表示 |
○ |
|
|
ログ運用 |
○ |
|
|
監査ログ |
○ |
|
|
システムのスケーラビリティに対応 |
データベースの容量拡張 |
○ |
|
SV: Symfoware Parallel Serverのサーバ機能
CL: Symfoware Parallel Serverのクライアント機能
目次
索引
![]() ![]() |