Symfoware Parallel Server 概説書
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第1章 Symfoware Parallel Serverとは

1.4 Symfoware Parallel Serverを取り巻く製品

Symfoware Parallel Serverでは、豊富な当社関連製品を利用して、データウェアハウス、インターネットなどの技術に対応することができます。

Symfoware Parallel Serverと連携できる主な製品について、“図:Symfoware Parallel Serverを取り巻く製品”に示します。

[図:Symfoware Parallel Serverを取り巻く製品]

目的の業務により、必要に応じて各製品をお使いください。

■データウェアハウスへの対応

企業の情報戦略にとって重要なことは、基幹システム上にある活用可能なデータをすみやかに収集し、使用目的に応じて仕分け、意思決定のために活用可能な情報に変換して提供することです。

Symfoware Parallel Serverでは、以下の関連製品と組み合わせることにより、大規模データウェアハウスを実現します。

データの収集:
Linkexpress
OLAP型の情報活用:
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
データマート生成:
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
Web連携:
Interstage Navigator WebSight Server
データマイニング:
Interstage Navigator Server Enterprise Edition、Interstage Navigator Explorer Server

Symfoware Parallel Serverの関連製品の適用では、以下を組合せることで、柔軟なデータウェアハウスの構築ができます。

ここでは、マイニングとWeb連携を取り上げて説明します。

◆仮説発見や検証といった高度な分析を支援(データマイニング)

データマイニングは、より大量のデータからOLAPでは見つけられなかったような思いもよらない規則性や因果関係を発見できる手法です。

Interstage Navigator Serverの帳票ベースのOLAPに、VisualMinerのビジュアライザによる探索的データ解析と、データマイニングエンジンとなるInterstage Navigator Explorer Serverを融合させることにより、多次元データの傾向、特性や関連性を直観的に分析することができます。

データマイニングの特長を以下に示します。

データマイニングは、大量のデータを自動分析することにより、データ間の関連づけ、グループ分け、予測などに役立てることができます。

データマイニングの適用例について、“図:データマイニングの適用例”に示します。

[図:データマイニングの適用例]

セントラルデータウェアハウスにSymfoware Parallel Serverを適用すると、データマートへのデータ取出しが早く、同じ時間でより深い分析ができます。

◆Webからの情報活用(Web連携)

インターネットとデータベースを結ぶことによって、新たなビジネスチャンスに対する企業情報の提供ができます。顧客先、海外出張先など、どこからでも鮮度の高い情報を活用するために、OLAPのWeb化を実現します。

Symfoware Parallel Serverで、受注・販売データ、在庫データ、顧客データが入ったデータウェアハウスを構築します。Interstage Navigator ServerとInterstage Navigator WebSight Serverを連携させることで、営業マンがWebブラウザから簡単に商談推進に必要な分析データを作成することができます。また、営業マンがWebブラウザから日報・月報などの帳票の定期的な更新や作成した帳票を簡単に取り出すこともできます。

Web連携での適用例について、“図:Web連携での適用”に示します。

[図:Web連携での適用]

セントラルデータウェアハウスにSymfoware Parallel Serverを適用すると、全社データを遠隔地から素早く参照することができます。


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