Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編 |
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第4章 格納構造 | > 4.1 表の格納構造の特徴 |
STRIPE構造は、大量のデータを処理する場合に、データを複数のデータベーススペースに対してデータ量がほぼ均等になるように格納する構造です。
図:STRIPE構造の概略に在庫表を例にとってSTRIPE構造の概略を示します。
大量データを処理する場合、データの処理の効率に一番影響のある要因は並列数です。STRIPE構造の場合は、以下の特徴があります。
データ処理は、複数のデータベーススペースに対して並列に検索します。この場合、各データベーススペースに対するデータ量がほぼ均等であるため、処理時間はデータの全体量を並列数で割った値に比例します。したがって、並列数を大きくすることにより、データ処理の効率を上げることができます。
STRIPE構造では、ページ長はDSO定義のPAGESIZEオプションで指定します。
ページ長の指定の際の考慮点には以下のものがあります。
表の1行に対応するデータが1ページに収まる必要があります。
対応する表の一意性制約の列に対しては、インデックスの付加が必要になります。インデックスが付加されていない状態の場合、表にアクセスすることはできません。
なお、インデックスを付加する場合に考慮すべき事項は、“HASH構造”を参照してください。
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