ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定> 2.7 留意事項

2.7.1 データ転送用ボリュームを別の目的のボリュームに変更する場合

データ転送用ボリュームを、別の目的のボリュームに変更して使用する場合(例えば、ファイルシステムのボリュームとして使用する)の留意事項を記述します。

データ転送用ボリュームは、初期化ユーティリティ、初期化コマンドや[L30]ディスクユーティリティを使用して作成します。この初期化で、ボリュームにXLデータムーバの制御情報を書き込みます。XLデータムーバは、その制御情報を持ったボリュームを、データ転送用ボリュームと判断します。
このため、データ転送用ボリュームを、別の目的のボリュームに変更しても、その制御情報が書き換わらない場合、[L30]ディスクユーティリティ[L30]初期化内容表示機能[L30]データ転送状態表示機能は、データ転送用ボリュームとして表示されることがあります。この場合、そのボリュームは、XLデータムーバのデータ転送用ボリュームとして使用しないでください。
また、グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとUNIX/IAサーバ間の場合で、グローバルサーバまたはPRIMEFORCEから転送用データセットの削除やVTOC初期化を行っても、UNIX/IAサーバからはデータ転送用ボリュームとして表示されます。


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