ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書 |
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第2章 動作環境の設定 | > 2.3 各サーバへのディスク接続 |
AIXに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。
作業を始める前に、現在のdiskの接続状態を"lsdevコマンド"で確認します。
# lsdev -Cc disk hdisk0 使用可能 10-60-00-4,0 16 ビット SCSI ディスク・ドライブ <=lsdevコマンドの表示結果 |
SCSIカード/ファイバチャネルカードをサーバ本体に接続してください。
SCSIカード/ファイバチャネルカードを接続したサーバ本体と、ディスクアレイ装置(ファイバチャネルスイッチ/ハブ)間をケーブルで接続してください。
SCSIカード/ファイバチャネルカードに添付されているインストールガイドに従って、SCSI/FCドライバをインストールしてください。
ファブリック接続環境では、専用の環境定義ファイルに情報を記述する必要があります。
詳細な設定方法については、ファイバチャネルカードやファイバチャネルスイッチに添付されている説明書を参照してください。
インストールしたSCSI/FCドライバーおよびディスクアレイ装置内のdiskをシステムに認識させるためシステムを再起動します。
# sync # reboot |
サーバ本体に搭載したSCSIアダプタが正常に動作してるか確認します。
ここでは、システム管理インタフェースツールである"smit"を使用して、SCSIアダプタの動作状況を確認する方法について説明します。
"smitコマンド"を実行し、『システム管理』メニューを表示させます。
『システム管理』メニュー内の『デバイス』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
システム管理 カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 ソフトウェアのインストールおよび保守 ソフトウェア・ライセンス管理 デバイス <=選択します システム記憶域管理 (物理および論理記憶域) セキュリティとユーザ 通信アプリケーションとサービス 印刷スプーリング 問題判別 パフォーマンスと資源スケジューリング システム環境 プロセスとサブシステム リモート顧客サポートおよびサービス アプリケーション SMIT の使用 (情報だけ) |
『デバイス』メニュー内の『SCSI アダプタ』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
デバイス カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 [MORE...11] テープ・ドライブ 通信 グラフィック・ディスプレイ グラフィック入力装置 LFT SCSI イニシエータ・デバイス Xステーション構成 SCSI アダプタ <=選択します IDE アダプタ 非同期入出力 マルチメディア デバイスをリスト 追加のデバイス・ソフトウェアのインストール ISA アダプタ PCMCIA カード |
『SCSI アダプタ』メニュー内の『SCSI アダプタの特性の変更/表示』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
SCSI アダプタ カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 SCSI アダプタをすべてリスト SCSI アダプタの特性の変更/表示 <=選択します エラー報告書の生成 SCSI アダプタのトレース |
『SCSI アダプタの特性の変更/表示』により、接続されているSCSIアダプタの一覧が表示されます。
SCSIアダプタの詳細情報を表示させるため、対象のSCSIアダプタにカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
SCSI アダプタ カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 [TOP] scsi0 使用可能 10-60 Wide/Fast-20 SCSI 入出力コントローラ scsi1 定義済み 10-68 Wide/Fast-20 SCSI 入出力コントローラ scsi2 使用可能 10-70 Wide/Fast-20 SCSI 入出力コントローラ scsi3 使用可能 10-88 Wide/Ultra-2 SCSI 入出力コントローラ [BOTTOM] |
『SCSI アダプタの特性の変更/表示』メニューが表示されます。
SCSI アダプタの特性の変更/表示 フィールドの値を入力または選択してください。 変更を完了したら ENTER キーを押してください。 [TOP] [入力フィールド] SCSI アダプタ scsi2 説明 Wide/Fast-20 SCSI 入出力コントローラ 状況 確認=> 使用可能 ロケーション 確認=> 10-70 PCI-SCSI I/0 プロセッサ・タイプ 53C875 アダプタ・カード SCSI ID [7] +# バッテリでバックされたアダプタ いいえ + SCSI 検査条件後の折衝 はい + 最大同期データ転送レート (mHz) 20 + ワイド・バスが使用可能 はい + SCSI バス・トランシーバの代替 確認=> Differential PCI バス所有権ごとの DMA バーストの数 64 + DMA バス・メモリ長 [0x200000] +X |
表示されている項目より、以下の項目を確認してください。
"状況" が "使用可能"になっていること。
"SCSI バス・トランシーバの代替" が "Differential"になっていること。
"ロケーション" が 対象diskのロケーションと同じであること。
サーバ本体に搭載したFCアダプタが正常に動作してるか確認します。
ここでは、システム管理インタフェースツールである"smit"を使用して、FCアダプタの動作状況を確認する方法について説明します。
"smitコマンド"を実行し、『システム管理』メニューを表示させます。
『システム管理』メニュー内の『デバイス』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
システム管理 カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 ソフトウェアのインストールおよび保守 ソフトウェア・ライセンス管理 デバイス <=選択します システム記憶域管理 (物理および論理記憶域) セキュリティとユーザ 通信アプリケーションとサービス 印刷スプーリング 問題判別 パフォーマンスと資源スケジューリング システム環境 プロセスとサブシステム リモート顧客サポートおよびサービス アプリケーション SMIT の使用 (情報だけ) |
『デバイス』メニュー内の『通信』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
デバイス カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 [TOP] IPL 後追加されたデバイスのインストール/構成 プリンタ/プロッタ TTY 非同期アダプタ PTY コンソール ディスク ディスク・アレイ CD ROM ドライブ 読取り/書込み光ディスク装置 ディスケット・ドライブ テープ・ドライブ 通信 <=選択します グラフィック・ディスプレイ グラフィック入力装置 |
『通信』メニュー内の『Fibre Channel(FC) Adapter』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
通信 カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 イーサネット・アダプタ 3270 接続アダプター 5085/86/88 接続アダプター 光シリアル・リンク シリアル・コミュニケーション・ネットワーク・サーバー (ComNetServer) Fibre Channel(FC) Adapter <=選択します |
『Fibre Channel(FC) Adapter』メニュー内の『Adapter』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
Fibre Channel(FC) Adapter カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 Adapter <=選択します Services User Applications |
『Adapter』メニュー内の『List All Fibre Channel Adapters』にカーソルを移動し、ENTERキーを押します。
Adapter カーソルを選択したい項目へ移動して ENTER キーを押してください。 List All Fibre Channel Adapters <=選択します Change / Show Characteristics of a Fibre Channel Adapter Generate an Error Report Trace an FC Adapter |
『List All Fibre Channel Adapters』の結果が、『コマンド状況』メニューで表示されます。
対象のFCアダプタが、"使用可能"と表示されていることを確認してください。
コマンド状況 コマンド: OK stdout: あり stderr: なし コマンドが完了する前に以下に追加指示が表示される場合があります。 lpfc0 使用可能 20-60 N/A |
ディスクアレイ装置側でAIXサーバ用に設定したdiskが、正常に認識できているか"lsdevコマンド"を使用して確認します。
# lsdev -Cc disk hdisk0 使用可能 10-60-00-9,0 16 ビット SCSI ディスク・ドライブ hdisk1 使用可能 20-60-00-4,0 N/A <=追加されたdisk hdisk2 使用可能 20-60-00-4,1 N/A <=追加されたdisk hdisk3 使用可能 20-60-00-4,2 N/A <=追加されたdisk hdisk4 使用可能 20-60-00-4,3 N/A <=追加されたdisk hdisk5 使用可能 20-60-00-4,4 N/A <=追加されたdisk hdisk6 使用可能 20-60-00-4,5 N/A <=追加されたdisk |
表示された情報より以下の情報を確認してください。
なお、diskの認識状態が"定義済み"と表示されている場合は、過去に追加されたdisk情報が残っている可能性があります。
その場合、残っているdisk情報を削除した後、AIXサーバのコンソールで以下の作業を行ってください。
『アプリケーションマネージャ』->『システム管理』->『デバイス』の順に選択してください。『デバイス』画面が表示されたら、『デバイス』->『起動後の再構成』を実行します。
システムにデバイス情報が更新されますので、"lsdevコマンド"を使用して正常に認識されているか確認してください。
以上で、ディスクアレイ装置の接続が完了します。
データ転送用ボリュームとするディスク内には、ファイルシステムを作成しないでください。
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