ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 概要> 1.1 XLデータムーバとは

1.1.1 提供目的

近年、グローバルサーバの役割とされてきた複雑な計算や大規模なデータの処理を行う分野に、UNIX/IAサーバが使用されるようになってきています。しかしながら、すべてをUNIX/IAサーバに分散させるのではなく、その目的によってグローバルサーバとUNIX/IAサーバを柔軟に使い分けるシステムが今後増えていくものと予想されます。

現在、サーバ間での主なデータ転送手段は、LAN経由でのファイル転送、磁気テープを介してのコピーなどです。しかし、LAN経由の場合、転送速度やLANに負荷が掛かるため、他の作業に影響が出るといった問題点があり、また、磁気テープを介する場合は、転送速度、作業効率の悪さといった問題点があります。

そこで、これらの問題点を解消するデータ転送機能として、XLデータムーバを実現しました。
XLデータムーバは、ディスクを介してデータ転送を行うため、高速転送を実現するばかりでなく、LANにも負荷がかかりません。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007