Solaris TeamWARE Office 200X V2.0 インストールガイド |
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第3章 TeamWARE Officeのインストール |
インストールが終了したら、以下の操作を行う必要があります。
CD-ROM装置がアンマウントされていない場合は、CD-ROM装置をアンマウントします。[umount]コマンドの使用方法については、お使いのオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
インストール終了後、および更新インストールを行う前には、必ずバックアップを行うようにしてください。バックアップについては、"TeamWARE Office 管理者ガイド"を参照してください。
TeamWARE Officeをインストールすると、ライセンスサーバ(FlexLMLicense System)が正常に起動されず、ライセンスエラーが発生する場合があります。Cコンパイラでエラーが発生した場合の例と原因および対処方法を以下に示します。
[例]
*******************************************************************
cc test.c
ライセンスエラー :機能(sunpro.c.ja)用のライセンスサーバ (vodka)に接続できません。
(ライセンスサーバが起動されていない可能性があります)
ライセンスサーバに接続できません。(-15,12:146) 接続に失敗しました。
test.cに対して、acomp が失敗しました
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<原因>
ライセンスサーバは、通常nofiles(最大ファイル記述子の数の値であり、[ulimit-a ]コマンドで示される)の値が1024のとき動作し、1024以外の場合起動に失敗します。nofiles の値はrlim_fd_max(rlim_fd_max はSolarisのカーネルパラメータであり、システム省略値は1024)の値と同じ値が設定されます。
TeamWARE Officeのインストール時に、カーネルパラメータを変更すると、rlim_fd_maxが以下のように変更されます。この場合、nofilesの値が変更され、ライセンスデーモンの起動ができなくなります。
<対処方法>
nofilesの値を1024に変更するには、ライセンスサーバの起動シェルスクリプト(/etc/rc2.d/S85lmgrd )を以下のように修正します。
その後、システムを再起動してください。
*******************************************************************
#!/bin/sh
:
(省略)
:
ulimit -Sn 64 ----------->この行を追加します。
ulimit -Hn 1024 ----------->この行を追加します。
ulimit -Hs ----------->この行を追加します。
lmgrd=lmgrd.ste
licdir=/etc/opt/licenses
:
(省略)
:
*******************************************************************
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