Solaris TeamWARE Office 200X V2.0 インストールガイド
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第2章 サーバの準備

2.3 システムパラメータの設定

TeamWARE Officeサーバを運用するためには、いくつかのシステムパラメーを再設定する必要があります。表2.2に、以下の内容を示します。

表2.2に記述されているパラメータは、/etc/systemファイルに定義することができます。/etc/systemファイルに設定されているシステムパラメータを確認し、推奨値以下である場合は、値を設定してください。

[表2.2 TeamWARE Office用システムパラメータ(/etc/system定義値)]

モジュール名

パラメータ名

パラメータ詳細

[pkgadd]コマンド設定値

推奨値

なし

rlim_fd_max

1つのプロセスでオープンすることができるファイル数の最大値を指定します。

10240

10240

semsys

seminfo_semmni

生成することのできるセマフォ識別子数の最大値を指定します。

30

30

shmsys

shminfo_shmmni

生成することのできる共用メモリ識別子数の最大値を指定します。

500

500

shminfo_shmseg

1つのプロセスにアタッチできる共用メモリセグメントの最大数を指定します。

500

500

 

  • 2 rlim_fd_max、seminfo_semmni、shminfo_shmmni、およびshminfo_shmsegは、[pkgadd]コマンド実行中にシステムパラメータのチューニングを行うかどうかをたずねられます。この質問に対し"y"を選択した場合で、かつ推奨値以下の値が設定されていた場合は、表2.2の[pkgadd]コマンド設定値で示した値が設定されます。
  • 3 /etc/systemファイルへの記述形式はシステムパラメータによって異なりますので記述する時は注意が必要です。
  • エンタープライズシステムではエンタープライズディレクトリの利用率に応じてシステムパラメータを設定する必要があります。"TeamWARE Office 管理者ガイド"の"11.6 エンタープライズシステムの留意事項"を参照して、設定してください。

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