Systemwalker Live Help V13.1.0 インストールガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 サポートセンター関連の設定変更> 3.1 サポートセンターの追加

3.1.1 サポートセンターの設計

まず、どのクライアントがどのエキスパートとセッションを持つかを決めなければなりません。

■ユー 

もっとも簡単なセットアップは、だれもが利用できるサポートセンターを1つ設けることです。

もっとも簡単な[Live Help CM]コンピュータのセットアップは、クライアントとエキスパートの両方が利用するサポートセンターを1つ設けることです。この場合、だれもがTCP/IPネットワーク上の"Support TCP/IP"サポートセンターにアクセスして、セッションを開いたり、セッションに入ったりすることができます。

しかし、複数のサポートセンターが必要な場合もあります。

なぜ、複数のサポートセンターがあると便利なのかを理解していただくために、次のようなシナリオを考えてみてください。会社に技術サポートを行う人が2人いるとします。この2人は[Live Help Expert]プログラムを実行します。そのほかの人は、助けが必要になると[Live Help Client]プログラムを実行します。そこで、1つのグループは1人のエキスパートからサポートを受け、もう1つのグループはもう1人のエキスパートからサポートを受けるようにクライアントを2つのグループに分けることができます。

CCLファイルを作成してサポートセンターを追加します。

この場合、それぞれのエキスパートに1つずつ、2つのサポートセンターを作成します。サポートセンターにそれぞれのエキスパートの名前を ― 「山本 健一」と「鈴木 一郎」のように ― つけることもできます。

  1. 2つの別々のCCLファイル、"YAMAMOTO.CCL"と
    "SUZUKI.CCL"を作成します。
  2. 「山本 健一」に割り当てられたクライアントに、"YAMAMOTO.CCL"ファイルを割り当てます。次に、「鈴木 一郎」に割り当てられたクライアントに、"SUZUKI.CCL"ファイルを割り当てます。
  3. 「山本 健一」に"YAMAMOTO.CCL"ファイル、「鈴木 一郎」に"SUZUKI.CCL"ファイルを割り当てます。
  4. クライアントが[Live Help Client]プログラムを起動すると、そのクライアントで割り当てたサポートセンターにサービス要求が登録されます。クライアントは、[Live Help Clientセットアップ]プログラムによりサポートセンターを指定することができます。

    エキスパートは、適切なサポートセンターを選択し、クライアントの名前を[セッションに参加する]ダイアログボックスから選択してサポートセッションをはじめます。

まとめると、どのユーザがお互いにサポートセッションを持つことを必要としているかを考え、それに従ってサポートセンターを作成することです。まず、デフォルトのセットアップでだれもが使用できるサポートセンターを1つ作成し、次に必要に応じてサポートセンターを追加してください。

■サポートセンターの名 

サポートセンターの名前は重複させないでください。

次に、サポートセンターの名前を決めます。サポートセンターの名前は注意して選んでください。それぞれの名前は互いに重複しないようにしてください。たとえば、「ヘルプデスク」という名前のサポートセンターが2つある場合、エキスパートはクライアントを見つけるのに、どちらのサポートセンターを選択すればいいのかわかりません。

サポートセンターを使用する人達の組織名か、サポートセンターの使用目的のどちらかを表す名前を考慮してみてください。


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