Systemwalker Live Help V13.1.0 ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第10章 設定の変更 | > 10.2 [Live Help Client]プログラムの設定 |
[Live Help Clientセットアップ]ダイアログボックスは、現在選択されている通信方式を示しています。該当項目のオプションボタンがチェックされていると、その通信方法がセッションに利用されます。サポートされる通信方式は、サポートセンター、IPアドレス指定、そしてモデムです。一時点では、1つの通信方式だけが利用できます。
Live Helpセッションに使うIPアドレスを選択したり、Live HelpセッションにアクセスをIPアドレスまたはホスト名で制限したりするには[TCP/IPの設定]ボタンをクリックしてください。
[通信方式]で[モデム]を選択した場合、[セキュリティ]の[OS認証方式を使用する]はグレー表示され、選択できなくなります。
Live Helpでローカルエリアネットワーク(LAN)や広域ネットワーク(WAN)を利用するには、ネットワークに関連した必要な項目を選択してください。ネットワークに関連した選択項目には次の2つがあります。
サポートセンターが選択されると、セッションに使うサポートセンターを選択するリストボックスが有効になります。
このオプションを使うには、[Live Help CM]プログラムの導入が必要になります。導入方法については“Systemwalker Live Help インストールガイド”を参照してください。
ファイアウォールを越えてインターネット接続をする場合は[Live Help Connect]コンピュータが必要になります。導入方法については、“Live Help Connect管理者ガイド”を参照してください。
相手と接続する時に、相手のIPアドレスを指定します。([Live Help CM]プログラムおよび[Live Help Connect]コンピュータを導入する必要はありません。)
適切なネットワークの選択が終わったら、[OK]ボタンをクリックします。
[Live Help Clientセットアップ]ダイアログボックスの[TCP/IPの設定]ボタンをクリックすると、[TCP/IPの設定]ダイアログボックスが表示されます。ここでは、以下の2つの設定を行うことができます。
コンピュータにTCP/IPをサポートする複数のネットワークアダプタがインストールされている(マルチホームコンピュータと呼ばれます)場合に、Live Helpがネットワークアダプタを認識し、Live Helpセッションに使うアダプタを選択できるようにする為の設定です。Live Helpセッションで使用するIPアドレスをプルダウンメニューより選択してください。「<Windowsのデフォルト>」を選択すると、ネットワークアダプタの選択をWindows(R)に任せます。
「<Windowsのデフォルト>」が選択されている場合、Live Helpは、Windows(R)が最初に検出したネットワークアダプタを使用してセッションを行おうとします。必ずしも、ユーザがLive Helpのセッションで利用したいと思っているネットワークアダプタのIPアドレスが使われるわけではありません。マルチホームコンピュータの場合は、[アダプタの選択]のプルダウンメニューにおいて、Live Helpセッションで使用するIPアドレスを明示的に選択してください。
Live Helpで使用するネットワークアダプタが正しく選択されていない場合は、セッションに参加する際に「指定されたIPアドレスに接続できません。」というエラーメッセージが表示されます。
このセキュリティ機能は、クライアントがセッションに参加しようとする[Live Help Expert]プログラムが動作するコンピュータをIPアドレスまたはホスト名で制限するものです。デフォルトでは、[Live Help Client]プログラムはすべての接続を許可するように構成されています。クライアントが開催するセッションへのアクセスを制限するには、アクセスを許可するIPアドレスまたはホスト名を設定してください。
接続制限リストは、IPアドレス指定や[Live Help CM]プログラムを導入して接続するときだけ有効です。モデムや[Live Help Connect]プログラムを導入して接続する場合は、IPアドレスまたはホスト名による接続制限の設定は無効となります。
接続制限リストは、クライアントが開催したセッションへのアクセスを許すコンピュータのIPアドレスとホスト名で構成されます。左の欄は、IPアドレス、IPアドレスの範囲、あるいはホスト名です。右の欄は、各エントリに関するコメントです。リスト中の項目を区別するため、IPアドレスとIPアドレスの範囲については先頭に"#"アイコンが、ホスト名には顔のアイコンが配置されます。
リストは、最初にIPアドレスが昇順に、次にホスト名が名前順に並べ替えられます。リストボックスの各欄の幅は変更可能で、リストボックスがエントリ全体を表示するのに不足な場合、スクロールバーが表示されます。
[追加]、[変更]、[削除]ボタンは、リストのエントリを作成、変更、削除するために利用します。
[OK]ボタンをクリックすると、アダプタの選択または接続制限リストに加えた変更が保存されます。アダプタの選択または接続制限リストに加えた変更を保存しない場合、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
接続制限リストは、クライアントが開催したセッションへのアクセスを許すコンピュータのIPアドレスとホスト名を表示します。リストのエントリを編集するには、[TCP/IPの設定]ダイアログボックスの[追加]、[更新]、または[削除]ボタンをクリックしてください。
接続制限リストにエントリを追加するには、[追加]ボタンをクリックしてください。[追加]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、リストに追加するエントリの形式を選択する3つのオプションボタンがあります。
このオプションボタンを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをIPアドレスで1台指定できます。アドレスは、"###.###.###.###"形式で入力します。[OK]ボタンをクリックした時点で、アドレスが検証されます。
このオプションボタンを選択すると、セッションに参加できるコンピュータのIPアドレスの範囲を登録できます。このオプションは、例えば、あるサブネットにあるすべてのコンピュータが接続する可能性がある場合に便利です。アドレスは、"###.###.###.###"形式で入力します。[OK]ボタンをクリックした時点で、アドレスが検証されます。
このオプションボタンを選択すると、セッションに参加できるコンピュータをホスト名で1台指定できます。この名前には、単独のホスト名(例: "yamamoto")、またはドメイン名付きのホスト名(例: "yamamoto.fujitsu.com")のいずれかを指定します。ホスト名は、DNSサーバに登録されている名前を指定します。DNSサーバに登録されているホスト名は、Windows(R) 2000、Windows Server(TM) 2003、Windows(R) XPの場合、NSLOOKUPコマンドを使うことにより確認できます。
ワイルドカード文字を使うこともできます。例えば、セッションへのアクセスを"fujitsu.com"ドメインのすべてのコンピュータに許可する場合、ホスト名として"*.fujitsu.com"を追加することができます。
[コメント]テキストボックスは、各エントリに関するコメントを表示するために使ってください。
単独のIPアドレス、IPアドレスの範囲、またはホスト名を指定が終わったら、[OK]ボタンをクリックしてエントリを追加できます。[キャンセル]ボタンをクリックして、エントリの追加をやめることもできます。
接続制限リストのエントリを変更するには、[変更]ボタンをクリックしてください。[変更]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは、単独のIPアドレス、IPアドレスの範囲、またはホスト名が選択されたエントリの情報で既に入力されていること以外は、[追加]ダイアログボックスと同一です。
必要な変更を加えたら、[OK]ボタンをクリックして変更を保存できます。[キャンセル]ボタンをクリックして、エントリの変更をやめることもできます。
接続制限リストのエントリを削除するには、[削除]ボタンをクリックしてください。削除を確認するメッセージボックスが表示されます。
モデム接続を選択すると、Live Helpはモデムを使って、クライアントのコンピュータとエキスパートのコンピュータを接続するようになります。
モデムを選択した場合には、ドロップダウンリストボックスから、さらに次の通信方法を選択します。
エキスパートからの呼び出しを待つ場合には、このオプションを選択してください。
この場合、[Live Help Client]プログラムを起動した時点で、モデムが[着信待ち]に設定され、[Live Help Expert]プログラムからの接続を待ちます。
モデムを使って、エキスパートのコンピュータを呼び出し、接続するには、このオプションを選択してください。
この接続を選択すると、[Live Help Client]プログラムは、エキスパートのコンピュータの電話番号を入力する画面を表示し、指定された番号で[Live Help Expert]プログラムに接続します。
このダイアログボックスには、モデムを選択するドロップダウンリストボックスがあります。Windows(R)に複数のモデムがインストールされている場合、このドロップダウンリストボックスでセッションに使うモデムを選択します。
モデムのインストール、削除、およびインストールされたモデムの設定変更を行うには、Windows(R)のコントロールパネルを使用してください。
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