Systemwalker Live Help V13.1.0 ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第10章 設定の変更> 10.2 [Live Help Client]プログラムの設定

10.2.3 セキュリティオプション

[Live Help Client]プログラムは、その動作中、クライアントのコンピュータを不正なアクセスから保護するための幾つかのセキュリティ機能を備えています。これらの機能の幾つかは、[Clientセットアップ]プログラムの初期画面から利用できます。

以降では、それぞれのセキュリティ機能について説明します。

■Live Helpパスワード認証方 

エキスパートがクライアントへ接続する際に、クライアントに設定されているパスワードを入力して、クライアント側で接続を認証する方法です。

OS認証方式

エキスパートがクライアントへ接続する際に、クライアント側のOSに登録されているユーザ名とパスワードを指定して、接続を認証する方法です。
接続を許可するグループに属するユーザを指定したエキスパートだけが、クライアントに接続できます。

OS認証方式を使用するには、以下の項目を設定します。

注意: 以下の場合、[OS認証方式を使用する]はグレー表示され、選択できません。

接続許可グループの設定

エキスパートからの接続を許可するグループを指定します。

グループ種別

表示形式

表示例

説明

ビルトイングループ

BUILTIN\グループ名

BUILTIN\Administrators

BUILTIN\Users

ローカルコンピュータに標準で登録されているグループです

ローカルグループ

コンピュータ名\グループ名

SERVER001\HelpServicesGroup

ローカルコンピュータに追加登録されているグループです

ドメイングローバルグループ

ドメイン名\グループ名

DOMAIN\Users

参加しているドメインに登録されているグローバルグループです

なお、表示されるグループは、ログオン状態により異なります。

ログオン状態

表示されるグループ種別

ドメインユーザでログオン

ビルトイングループ

ローカルグループ

ドメイングローバルグループ

ローカルユーザでログオン

(ドメインに同一ユーザが登録されており、かつ、パスワードが一致している場合)

ローカルユーザでログオン

ビルトイングループ

ローカルグループ

実際にグループを追加/削除する方法は、以下の通りです。

接続を許可するグループを追加する

[指定できるグループ]からグループ名を選択し、[追加]ボタンをクリックすると、選択したグループが[接続を許可するグループ]欄に移動します。
接続を許可するグループとして、最大10個のグループを登録できます。

接続を許可するグループを削除する

[接続を許可するグループ]欄のグループ名を選択し、[削除]ボタンをクリックすると、選択したグループが[指定できるグループ]欄に移動します。

接続を許可するグループの設定を初期状態に戻す

[リセット]ボタンをクリックすると、初期状態に戻ります。
初期状態とは、[接続を許可するグループ]にBUILTIN\Administrators (日本語、英語OS以外の場合は、これに相当するグループ名)のみが表示され、その他のグループ名は[指定できるグループ]欄に表示されている状態です。

Live Help Clientをインストールした直後は、この初期状態になっています。

■接続の承認処理をす 

このオプションが選択されると、エキスパートがクライアントのコンピュータに接続しようとした際に、通知メッセージが表示されます。クライアントのコンピュータには接続しようとするエキスパートの名前が表示されますので、接続を承認したり、拒否したりすることができます。

リモート操

エキスパートがクライアントのコンピュータのリモート操作を許可するかどうかを選択します。


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