4.21 savelogs (1M)
- 名前
- savelogs - ハードウェアログ情報の退避
- 形式
- /usr/sbin/FJSVmadm/savelogs [-o] [filename]
/usr/sbin/FJSVmadm/savelogs -m[o] [-R root_path] [directory]
/usr/sbin/FJSVmadm/savelogs -r [-R root_path] [directory]
- 機能説明
- savelogsは、ハードウェアの故障発生時、調査するための資料としてハードウェアログ情報を一括して収集し、退避します。ファイルは、任意のファイルにtar形式作成し、圧縮します。
退避の対象ログは、以下のとおりです。
- SCFエラーログファイル(OBP/POSTログも含まれる)
- パワーログファイル
- fjprtdiagまたはprtdiagコマンドの出力
- メッセージログファイル
- prtconfコマンドの出力
- Watchdogログファイル
- ホルトログファイル
- マシン管理監視ログ
savelogsは、scferrlogコマンドを起動し、SCFエラーログ情報を更新後、その情報を退避します。
- オプション
- オプションを以下に示します。
- filename
- 収集した情報の格納先のファイル名を指定します。指定がなければ以下のファイル名で退避します。
/var/opt/FJSVmadm/tmp/FJSVmadmlogs.tar.Z
- directory
- 収集した情報の格納先または復元もとのディレクトリ名を指定します。
指定しない場合、以下のディレクトリを使用します。
/var/opt/FJSVmadm/tmp
- -m
- マシン管理およびリモートサポートの監視、設定情報を退避します。
- -o
- 格納先ファイル名が存在している場合、無条件で上書きします。
デフォルトは、“上書きを行わない”です。
- -r
- マシン管理およびリモートサポートの監視、設定情報を復元します。
指定したディレクトリに、マシン管理またはリモートサポートの監視、設定情報を退避したファイルがない場合、異常終了します。
- -R root_path
- root_pathとして使用するディレクトリのフルパス名を指定します。
マシン管理は、root_pathにマウントされているブート環境で、監視、設定情報の退避または復元を行います。
- 使用例
- デフォルトで表示されるファイル名で退避する例を以下に示します。
# /usr/sbin/FJSVmadm/savelogs
/tmp/abc001のファイル名で退避する例を以下に示します。
# /usr/sbin/FJSVmadm/savelogs /tmp/abc001
- 終了ステータス
- 終了ステータスを以下に示します。
0 :正常終了
0以外:エラー発生
- 関連項目
- scferrlog (1M)、prtconf (1M)、fjprtdiag (1M)、prtdiag (1M)
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