Interstage Application Server 移行ガイド |
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第2章 旧バージョン・レベルからの変更 | > 2.1 主な変更内容 | > 2.1.4 InfoDirectoryからSmart Repositoryへの移行 |
InfoDirectoryディレクトリサービスからSmart Repositoryへ、ディレクトリ内のデータを移行する手順を示します。
Smart RepositoryとInfoDirectoryでは、エントリを管理するうえで、いくつか異なる点があります。“使用上の注意”の“Smart Repositoryの注意事項”-“InfoDirectoryからの移行に関する注意事項”を参照し、注意事項を確認してください。
移行するデータが存在するDSAに対して以下のコマンドを実行し、InfoDirectoryのデータをLDIFファイルへ取り出します。コマンドの詳細は、ご使用になっている製品に添付のマニュアル“InfoDirectory使用手引書”の“LDAPコマンド”を参照してください。
以下の例では、データをLDIFファイル“dir.ldif”へ取り出しています。
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C:\Interstage\ID\Dir\sdk\C\bin\ldapsearch -h ホスト名 -p LDAPポート番号 -D DSAの管理者DN -w DSAの管理者DNのパスワード -b トップエントリ "(objectclass=*)" > dir.ldif
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/opt/FJSVidsdk/C/bin/ldapsearch -h ホスト名 -p LDAPポート番号 -D DSAの管理者DN -w DSAの管理者DNのパスワード -b トップエントリ "(objectclass=*)" > dir.ldif
- LDAPポート番号、DSAの管理者DN、およびトップエントリについては、InfoDirectory管理ツールクライアントで確認してください。
- ldapsearchコマンドは、InfoDirectoryのDSAが動作するホスト上で実行してください。
Smart Repositoryを構築するマシン上でリポジトリを作成します。リポジトリの作成は、Interstage管理コンソールを使用して、[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブから行います。リポジトリの作成は、“Smart Repository運用ガイド”の“環境構築”を参照してください。
なお、リポジトリ作成時に指定する[公開ディレクトリ]には、以下の値を指定してください。
InfoDirectoryのDSAで指定されていたトップエントリを指定してください。
作成したリポジトリを起動します。リポジトリの起動は、Interstage管理コンソールを使用して、[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面から行います。
起動したリポジトリに対して以下のコマンドを実行し、InfoDirectoryから取り出したデータをSmart Repositoryへ移入します。コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Smart Repository運用コマンド”を参照してください。
以下の例では、InfoDirectoryからLDIFファイル“dir.ldif”へ取り出したデータを移入しています。
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C:\Interstage\bin\ldapmodify -h ホスト名 -p 通常ポート番号(またはSSLポート番号) -D リポジトリの管理者用DN -w リポジトリの管理者用DNのパスワード -a -f dir.ldif
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/opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -h ホスト名 -p 通常ポート番号(またはSSLポート番号) -D リポジトリの管理者用DN -w リポジトリの管理者用DNのパスワード -a -f dir.ldif
- 通常ポート番号(またはSSLポート番号)、リポジトリの管理者用DNには、リポジトリの作成時に指定した値を指定してください。または、Interstage管理コンソールのリポジトリタグで、作成したリポジトリの設定項目を確認してください。
- ldapmodifyコマンドは、Smart Repositoryが動作するホスト上で実行してください。
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