Interstage Application Server 移行ガイド |
目次
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第2章 旧バージョン・レベルからの変更 |
Interstage Application Server 8.0での主な変更内容を紹介します。
ディレクトリサービスが、InfoDirectoryからSmart Repositoryへ変更されました。InfoDirectoryからSmart Repositoryへの移行については、“InfoDirectoryからSmart Repositoryへの移行”を参照してください。
Interstage Application Server V7.0での主な変更内容を紹介します。
複数のサーバ(マルチサーバ)で構成されたシステム上で運用するInterstageやInterstageの業務を統合的に運用管理することができる機能を提供します。複数サーバ上に配置された業務を仮想的な一つの業務として一括操作することや、複数サーバ上で運用しているInterstageの各サービスや業務を運用操作することができます。マルチサーバ管理機能の詳細は、“Interstage Application Server 運用ガイド”の“マルチサーバ管理機能”を参照してください。
Interstage管理コンソールでは下記の変更があります。
変更点 |
Interstage V6.0 |
Interstage V7.0 |
画面共通のオペレーションボタン、表示情報の配置位置の変更 |
−ログアウトボタンは画面左下に配置されています。 −へルプボタンは画面右上のタイトル部の下に配置されています。 −ユーザ名は画面左下に配置されています。 −接続先は画面左下に配置されています。 |
−左記の情報は全て画面内タイトル部右(画面右上)に配置されます。 |
Interstage管理コンソールの[環境設定]の設定項目の有効範囲を変更 |
−「自動更新の有無」は全ユーザに対して有効です。 −「自動更新間隔」は全ユーザに対して有効です。 −「項目の説明表示」は設定ユーザに対して有効です。 |
−左記の全項目はユーザ単位で有効となります。 |
Interstage管理コンソールの[システム]>[ワークユニット]>[IJServerワークユニット名を選択]>[ログ参照]タブで表示される操作ボタンの変更 |
−操作ボタンはログ内容の表示域上部に表示されています。 −操作できないボタンは非表示になっています。 |
−操作ボタンはログ内容の表示域下部に表示されます。 −操作できないボタンはグレーアウトで表示されます。 |
メッセージ表示域に表示されるメッセージを削除するボタンを追加 |
メッセージ表示域に表示されたメッセージは削除できませんでした。 |
メッセージ表示域に表示されたメッセージを削除するボタンをメッセージ領域の左に配置しました。 |
メッセージ表示域に表示されるメッセージからメッセージ集をリンク |
メッセージ表示域に表示されるのは単なるメッセージ文字列でした。 |
メッセージ表示域に表示されるメッセージはメッセージ集にリンクしています。 |
ツリーに表示されるノード構成を変更 |
−Interstage管理コンソールの子ノードとしてシステムノードが表示されていました。 −サービスノードの子ノードにはJDBC、JMS、イベントサービス、Connector、JavaMail、Webサーバが表示されていました。 |
−Interstage管理コンソールの子ノードとしてInterstage Application Serverノードが追加され、その子ノードとしてシステムノードが表示されます。 −サービスノードの子ノードにはイベントサービス、Webサーバが表示されます。 −Interstage管理コンソールの子ノードとしてリソースノードが追加されその子ノードにはJDBC、JMS、Connector、JavaMailが表示されます。 |
Interstage管理コンソールと連携する他製品のノードをツリー上に表示する機能を追加 |
他製品連携機能なし |
Interstage管理コンソールと連携する他製品の機能ノードがInterstage管理コンソールのツリーに表示されます。 |
Interstageのインストールに必要なディスク容量見積りにJSPのコンパイル資材、およびメッセージ集リンク用資材の容量の考慮を追加 |
容量見積りに考慮なし |
インストールに必要なディスク容量としてJSPのコンパイル資材、およびメッセージ集リンク用の資材を含めた容量が表示されます。 |
Interstage Application Server V7.0では、各サービスが提供するコマンド、DLLファイルの格納先が変更されます。Interstage Application Server V6.0以前の格納先の構成を意識した処理を行っている場合、新格納先に合わせて修正する必要があります。また、Interstage Application Server V6.0以前の格納先の構成のままとしたい場合、issetcompatiblepathコマンドを使用し、Interstage Application Server V6.0以前の格納先にコマンド、DLLファイルを複写することができます。issetcompatiblepathコマンドにつきましては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
以下の通り、コマンド、DLLファイルの格納先が変更となります。
以下はC:\Intersageにインストールした場合の例です。
サービス名 |
Interstage V6.0までの格納先 |
Interstage V7.0からの格納先 |
J2EE |
C:\Interstage\J2EE\bin |
C:\Interstage\bin |
SOAPサービス |
C:\Interstage\F3FMsoap\bin |
C:\Interstage\bin |
データベース連携サービス |
C:\Interstage\ots\bin |
C:\Interstage\bin |
Webサーバ(Interstage HTTP Server) |
C:\Interstage\F3FMihs\bin |
C:\Interstage\bin |
コンポーネントトランザクションサービス |
C:\Interstage\extp\bin |
C:\Interstage\bin |
負荷計測エージョント |
C:\Interstage\TrfDir |
C:\Interstage\bin |
JMSサービス |
C:\Interstage\jms\bin |
C:\Interstage\bin |
UDDIレジストリサービス |
C:\Interstage\F3Fmuddis\bin |
C:\Interstage\bin |
シングル・サインオン |
C:\Interstage\F3Fmsso\ssoatcsv\bin |
C:\Interstage\bin |
イベントサービス |
C:\Interstage\eswin\bin |
C:\Interstage\bin |
Interstage EJBサービス |
C:\Interstage\ejb\bin |
C:\Interstage\bin |
Interstage Application Server V7.0では、インストール時にIJServerを作成しません。インストール完了後に、必要に応じてInterstage管理コンソールからIJServerを作成してください。
Interstage Application Server V6.0での主な変更内容を紹介します。
Interstage Application Server V5以前の製品からバージョンアップされる場合は、こちらもご覧ください。
J2EEアプリケーション、Webサービス、CORBAワークユニットの環境設定・運用管理操作を“Interstage管理コンソール(GUI)”で行うことができます。これまで個々のツールで行っていた各アプリケーションの環境設定や運用管理等の操作を、Interstage管理コンソールだけで行えるようになります。(注)
また、運用中の資源消費・アプリケーションの処理時間などのモニタリングも、Interstage管理コンソールで行うことができます。
Interstage管理コンソールの詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
注) Interstage管理コンソールは、Administratorsグループ権限でのみ操作可能です。
標準インストールによって提供されるWebサーバがInfoProvider ProからInterstage HTTP Serverに変更されました。
InfoProvider ProからInterstage HTTP Serverへの移行については、“Webサーバ(Interstage HTTP Server)への移行”を参照してください。
Tomcat 4.1ベースのサーブレット実行環境を提供します。
V5.1以前のサーブレット実行環境からの移行については、“Servletサービス(Tomcat 4.1ベースのサーブレット実行環境)への移行”を参照してください。
Webアプリケーション(Servlet/JSP)とEJBアプリケーションの実行環境を統合し、1つのJava VMで動作可能となりました。この実行環境をIJServerと呼んでいます。
IJServerでは自動的に以下のプロパティを指定して起動されるため、デフォルトでSunのXMLパーサ(Crimson)で動作します。
-Djavax.xml.parsers.DocumentBuilderFactory=org.apache.crimson.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl
-Djavax.xml.parsers.SAXParserFactory=org.apache.crimson.jaxp.SAXParserFactoryImpl
Fujitsu XMLプロセッサを使用する場合には“J2EE ユーザーズガイド”の“動作環境のカスタマイズ”を参照してください。
JDK/JREのバージョンによって、Solarisにおけるデフォルトの文字エンコーディングが異なります。
java.lang.Stringを生成する際や、ファイル入出力を行うときは明示的に文字エンコーディングを指定する必要がある場合があります。
詳細は、“使用上の注意”の“注意事項”の“JDK/JREの注意事項”の“Solarisにおけるデフォルト文字エンコーディング”を参照してください。
IJServerのクラスパスは内部的に自動的に設定されます。CORBAアプリケーションのライブラリとしてはプレインストール型Javaライブラリがクラスパスに常に設定され、Portable-ORB用のライブラリは使用できませんが、V5.1以前のサーブレットでPortable-ORB用のライブラリで動作させていたアプリケーションをV6.0以降のIJServerでそのまま動作させることができます。CORBAサービスの環境定義を変更する場合にはプレインストール型の設定を変更してください。IJServerのクラスパスの詳細は、“J2EE ユーザーズガイド”の“IJServerのファイル構成”を参照してください。
旧バージョンにおいて、自動インストールされていたFujitsu XMLプロセッサは、本バージョンの標準インストールまたはカスタムインストールでは、自動インストールされなくなりました。
そのため、Fujitsu XMLプロセッサを使用する場合は、別途インストール作業が必要です。
詳細については、“インストールガイド”の“Fujitsu XMLプロセッサのインストールについて”を参照してください。
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