Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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3.2.4 FSP_INTS-BAS_AP1003
FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 1003: A message which generated an error was evacuated to a serialized file and the file could not be written. The WorkUnit was stopped: serialized file name=s*, flow definition name=t*, Correlation ID=u*, application=v*
FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 1003: エラーが発生したメッセージをシリアライズファイルへ退避する処理でファイルの書き込みに失敗しました。ワークユニットを停止します: シリアライズファイル名=s*, フロー定義名=t*, コリレーションID=u*, アプリケーション=v*
[可変情報]
s*:書き込みに失敗したシリアライズファイル名
t*:フロー定義名
u*:コリレーションID
v*:アプリケーション(フロー定義情報のアプリケーションの説明)
[意味]
エラーが発生したメッセージをシリアライズファイルへ退避するとき、ファイルへの書き込みに失敗したためワークユニットが停止されます。メッセージ処理はロールバックされ、受信キューに留まっている状態になります。
[システムの処理]
ワークユニットを停止します。
[ユーザの対処]
以下のいずれかの対処を行い、停止されたワークユニットを再起動して業務を再開してください。
- ワークユニットのリトライカウントの値が1の場合は、ワークユニットを即時に停止します。リトライカウントの値が1以上の場合は 、設定されたリトライカウントの値だけ異常の復旧を試みてから停止します。異常が復旧された場合、またはリトライカウントの値に0(無制限)を指定した場合は、ワークユニットは停止しません。
- ワークユニットが停止した場合は、本メッセージの前に、可変情報のコリレーションIDで示す値と同一の値を可変情報にもつメッセージ、またはFSP_INTS-BAS_AP1501からFSP_INTS-BAS_AP1609、FSP_INTS-BAS_AP26300からFSP_INTS-BAS_AP26304までのいずれかのメッセージが、システムログ(syslog)に出力されます。シリアライズファイルへの退避処理の失敗の原因については、出力されているメッセージで確認してください。
- FSP_INTS-BAS_AP1551のメッセージが出力されている場合には、ワークユニットを起動したユーザが“root”ではない可能性があります。詳細については、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“アプリケーションサーバの運用”の“アプリケーションサーバの起動”の“業務処理実行アプリケーションの起動”を参照してください。
- 本メッセージが出力された後、アプリケーション連携実行基盤の異常処理の実行中にデータベースのアクセス処理などにおいて、異常が発生すると処理中のメッセージに対して正常または異常のどちらの処理できない状態となるため、以降の処理継続は不可能と判断し、EXTP4371のエラーメッセージが出力され、アプリケーションプロセスが異常終了することがあります。
この場合、異常終了したアプリケーションに関連するsyslogのメッセージまたは異常終了したアプリケーションのコンテナログに出力されているメッセージを特定し、当該メッセージの対処を行ってください。
- エラーが改善されない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。なお、フロー定義に結果受信キューが定義されている場合でも処理結果のメッセージは送信されません。
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