Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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付録D RDB(Symfoware/RDB)資源の見積もり式

D.11 監査ログの見積もり式

■要素ごとの見積もり

 監査ログデータベースに取得する情報は、以下の4種類です。

 各情報の見積もり式を以下に示します。

◆利用者のアプリケーション実行に関する情報の見積もり

 1時間当たりに発生するコネクション数、1時間当たりに終了するコネクション数の合計を想定します。Smart Repositoryでは、以下の量です。

A: 利用者のアプリケーション実行に関する情報 = 21,760    (バイト)

◆利用者の資源アクセスに関する情報の見積もり

 1時間当たりに実行されるすべてのSQL文の数を想定します。以下の見積もり式から計算します。

B: 利用者の資源アクセスに関する情報 = 1時間当たりのエントリ更新数 × 2,842,455    (バイト)

◆管理者によるシステムの保守および運用に関する情報の見積もり

 1時間当たりに管理者によって実行される、RDBコマンドおよびSQL文の数を想定します。以下の見積もり式から計算します。

C: 管理者によるシステムの保守および運用に関する情報 = 1時間当たりのエントリ更新数 × 4,816,284    (バイト)

◆システムが検出した異常事象に関する情報の見積もり

 1時間当たりに発生するエラー事象に応じて指定します。最低値は、10,000バイトとします。

D: システムが検出した異常事象に関する情報 = 10,000    (バイト)

■監査ログエレメントサイズ

 1時間当たりに必要となる監査ログエレメント容量に、退避間隔時間を掛け合わせた値がrdbauditコマンドで指定する監査ログエレメントサイズとなります。

 退避間隔時間をH(時間)とすると、求める監査ログエレメントサイズは以下のようになります。

監査ログエレメントサイズ = (A + B + C + D + 10,000) × H    (バイト)

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