Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
目次
索引
![]() ![]() |
第3章 環境構築(RDBを使用する場合) | > 3.4 Symfoware/RDBの構築 | > 3.4.4 Symfoware/RDBセットアップ |
特定の属性値に999バイト以上(バイナリは32Kバイト以上)の値を格納する必要があるときは、その属性値の最大長を拡張します。属性値の最大長の拡張手順を示します。
新規に作成し、エントリ情報を登録していないデータベースに対してだけ実施できます。リポジトリを作成すると、初期ツリーが登録されますので、属性値の最大長を拡張できなくなります。
WebDBtoolsが起動されている場合は、WebDBtoolsを停止してください。
前項“データベースの作成”で、テーブル作成コマンドの実行環境を作成済みの場合は、テーブル作成コマンドの実行環境と、テーブル定義変更コマンドの実行環境は同じですので、本手順2の作業は不要です。
コマンドの実行環境を削除していた場合は、本手順2の作業を実施してください。
Smart RepositoryとSymfoware Serverを別々のマシンにインストールした場合、テーブル定義変更コマンドの実行環境を作成する必要があります。また、Smart RepositoryとSymfoware Serverを同一マシンにインストールした場合でも、システム管理者以外のリポジトリ用データベース接続ユーザでテーブル定義を変更する場合は、テーブル定義変更コマンドの実行環境を作成する必要があります。これらに該当しない(Smart RepositoryとSymfoware Serverを同一マシンにインストールし、システム管理者で、テーブル定義を変更する)場合は、本手順は不要ですので、次の手順3へ進んでください。
Smart Repositoryをインストールしたマシンの、以下のディレクトリにコマンド環境を圧縮したファイルがありますので、そのアーカイブファイルを、Symfoware Serverをインストールしたマシンへコピーしてください。
C:\Interstage\IREP\bin\RDB\SYM\windows\WIN_SCRIPT.exe |
C:\Interstage\IREP\bin\RDB\SYM\unix\UNIX_SCRIPT.tar.gz |
/opt/FJSVirep/bin/RDB/SYM/unix/UNIX_SCRIPT.tar.gz |
/opt/FJSVirep/bin/RDB/SYM/windows/WIN_SCRIPT.exe |
管理者権限でテーブル定義を変更する場合
コマンド環境のコピーは、以下の手順でします。
Symfoware ServerをWindows(R)にインストールした場合
WIN_SCRIPT.exe (自己解凍形式です。)
Symfoware ServerをSolaris、またはLinuxにインストールした場合
UNIX_SCRIPT.tar.gz
管理者権限以外のリポジトリ用データベース接続ユーザでテーブルを作成する場合
システム管理者に依頼し、使用するプラットフォームのアーカイブファイルを任意の場所に展開、またはコピーします。Symfoware Serverを他のマシンにインストールした場合は、そのマシンにアーカイブファイルを転送します。
システム管理者がコピーしたアーカイブファイルを展開します。
リポジトリ用データベース接続ユーザで本コマンドを実行できるように、展開後のディレクトリの所有者を変更します。
例)リポジトリ用データベース接続ユーザのIDをsradmin、リポジトリ用データベース接続ユーザのグループをsrgrp、ディレクトリ名をUNIX_SCRIPTとするとき
chown -R sradmin:srgrp UNIX_SCRIPT |
アーカイブファイルをコピーまたは転送した場合、複写したアーカイブファイルは必ず削除してください。
テーブル定義変更コマンド“irepmodtbl”を実行してテーブル定義を変更します。
コマンドの実行方法を説明します。
C:\Interstage\IREP\bin\RDB\SYM\windows |
/opt/FJSVirep/bin/RDB/SYM/unix |
Smart RepositoryとSymfoware Serverを別々のマシンにインストールした場合、またはシステム管理者以外のリポジトリ用データベース接続ユーザでテーブルを作成する場合は、手順2のbでコマンドの実行環境を展開したディレクトリへ移動します。
irepmodtbl |
RDBシステム名<RETURN>を入力してください。
RDBシステム名を入力してください : srdbsys<RETURN> |
データベース名<RETURN>を入力してください。
データベース名を入力してください : SRDB<RETURN> |
データベーススキーマ名<RETURN>を入力してください。
データベースを作成するときに指定したOSのアカウントと同じ名前のスキーマ名を入力してください。
データベーススキーマ名を入力してください : sradmin<RETURN> |
最大長を拡張する属性名<RETURN>を入力してください。
“属性一覧”を参照して、拡張する属性名を入力してください。Windowsの場合、大文字小文字を区別して入力してください。
最大長を拡張する属性名を入力してください : description<RETURN> |
最大長<RETURN>を入力してください。
33Kバイトから16000Kバイトまでの間で、Kバイト単位で指定してください。(例: 64Kバイトに拡張するときは、「64」と指定してください。)
1001バイトから10000バイトまでの間で、バイト単位で指定してください。
属性値の最大長を指定してください : 9997<RETURN> |
指定内容でテーブル定義を変更する場合は、y <RETURN>を、指定内容を変更する場合は、n <RETURN>を、処理を中止する場合は、q <RETURN>をそれぞれ入力してください。
Smart Repositoryリポジトリ属性テーブル定義変更情報 RDBシステム名 : srdbsys データベース名 : SRDB データベーススキーマ名 : sradmin 最大長を拡張する属性名 : description 属性値の最大長 : 9997 ========================== 警告 ========================== = リポジトリ属性テーブル変更には時間がかかります。 = = 変更が完了するまで、コマンドを強制停止しないでください。 = = 強制停止を行うとテーブル変更が不完全な状態となります。 = ============================================================ テーブル定義を変更しますか? [y, n, q]:y or n or q <RETURN> |
コマンドの実行結果が、以下のファイルに出力されます。実行に失敗した場合は、Symfoware Serverのメッセージ集を参照して、エラー要因を取り除いてください。エラーに対処したあと、データベースの作成からやり直してください。
C:\Interstage\IREP\bin\RDB\SYM\windows\log\sr_mod.log |
/opt/FJSVirep/bin/RDB/SYM/unix/log/sr_mod.log |
手順2のテーブル定義の変更コマンドの実行環境作成で、Symfoware Serverをインストールしたマシンにコマンド環境を展開した場合は、以下の位置に、実行結果を出力します。
コマンドの実行環境を展開したディレクトリ/log/sr_mod.log |
実行結果は、Symfoware Serverをインストールしたときの文字コード系で出力されます。
テーブル定義変更コマンドの実行環境を展開した場合、属性値の最大長を拡張した後にディレクトリを削除してください。
目次
索引
![]() ![]() |